0:switch
1:b-kyouya_a2
2:b-kyouya_a2
3:b-kyouya_a2
4:鏡夜
Kyoya
5:「ハルヒ……、ちょっと」
"Haruhi.....
6:bg35_a
7:鏡夜先輩に呼び出されて、お客さんのいない場
8:所まで来る。
9:b-kyouya_a2
10:鏡夜
Kyoya
11:「……お前の接客態度は消極的過ぎる」
12:ハルヒ
Haruhi
13:「……はい」
"......Yes."
14:確かに、営業中なのに接客しないことが多かっ
15:たかもしれない……。
16:b-kyouya_a2
17:b-kyouya_a3
18:b-kyouya_a3
19:b-kyouya_a3
20:鏡夜
Kyoya
21:「以前、警告したはずだ。借金を返済すること
22:も重要だが、お前自身がホスト部にいて楽しめ
23:ないのであれば――」
24:鏡夜先輩は、冷たい口調で言い放った。
25:b-kyouya_a3
26:b-kyouya_a1
27:b-kyouya_a1
28:b-kyouya_a1
29:鏡夜
Kyoya
30:「お前は、ここにいる資格がない。今日限りで
31:ホスト部は辞めてもらう」
32:ハルヒ
Haruhi
33:「えっ!? そんな……」
34:b-kyouya_a1
35:鏡夜
Kyoya
36:「借金のことは忘れてもらって構わない。
37:……ここには、もう二度と来るな」
38:鏡夜先輩の言葉をかみしめながら部室を出る。
39:b-kyouya_a1
40:bg02_a
41:……ある意味、これで自分は自由になれたのか
42:もしれない。
43:でも……。
But........
44:bg54_a
45:青い空を見上げる。
46:もっと積極的に行動すれば良かった……。
47:何でだろう? なんだか胸に穴があいた感じが
48:する……。
49:ev8030
50: 
51:switch
52:switch
53:bg52
54:bg33_a
55:#Color[7]#Scale[1.8]ホスト部営業中
56:今日も、いつも通りホスト部の部活が始まった。
57:警告フラグ
58:接客回避
59:switch
60:sure2
61:switch
62:sure3
63:switch
64:bg30_a
65:さて、きちんと接客しないとなあ。どこかのヘ
66:ルプに入ろうかな?
67:今、手の足りなそうなのは……。
68:環先輩か鏡夜先輩のところかな。どっちのヘル
69:プに入ろう……。
70:環先輩
Tamaki-Senpai
71:鏡夜先輩
Kyoya-Senpai
72:やめておこう
73:switch
74:select
75:switch
76:sure4
77:switch
78:sure7
79:switch
80:sure10
81:switch
82:bg32_a
83:tamaki_a
84:tamaki_a
85:tamaki_a
86:kimiko_a
87:kimiko_a
88:kimiko_a
89:環先輩のテーブルにつく。
90:kimiko_a
91:桜塚
Sakurazuka
92:「まあ、お詳しいのね環様って」
93:tamaki_a
94:環
Tamaki
95:「ええ、桜塚姫。一言一句、すべて暗記するほ
96:どに。本当に感動しました」
97:kimiko_a
98:桜塚
Sakurazuka
99:「今思い浮かべても、あのシーンには涙が出ま
100:すわ……」
101:行動グループ
102:今、ふたりが話題にしているものは……。
103:tamaki_a
104:kimiko_a
105:tamaki_a
106:kimiko_a
107:行動選択結果
108:switch
109:行動選択結果
110:switch
111:sure5
112:switch
113:sure6
114:switch
115:環
Tamaki
116:tamaki_a
117:kimiko_a
118:huki_onpu1
119:huki_onpu1
120:tamaki_a
121:kimiko_a
122:ハルヒ
Haruhi
123:「ああ、『千年の孤独』ですね?」
124:tamaki_a
125:effect1
126:環
Tamaki
127:「ほう、ハルヒも観ていたとは」
128:tamaki_a
129:ハルヒ
Haruhi
130:「この間、テレビでですけど……」
131:kimiko_a
132:桜塚
Sakurazuka
133:「ステキよねえ、わたしもあんな燃えるような
134:恋をしてみたいわ」
135:tamaki_a
136:そう言って、うっとりとした瞳の桜塚さんの手
137:を、環先輩はすかさず取る。
138:kira
139:環
Tamaki
140:「お相手は、僕でよろしいでしょうか……」
141:kimiko_a
142:heart_r
143:桜塚
Sakurazuka
144:「まあ……、環様……」
145:桜塚さんが目をうるうるさせつつ、赤くなって
146:照れる。
147:でも自分としては恋愛とかよりも――。
148:ハルヒ
Haruhi
149:「自分は、どちらかといえば特撮がすごいなっ
150:て思いましたけどね」
151:tamaki_a
152:yama_r
153:環
Tamaki
154:「ハルヒ……。もっと見るべき部分があるんじゃ
155:ないか? ほら、恋愛映画なんだし」
156:ハルヒ
Haruhi
157:「興味がないので……」
158:tamaki_a
159:kimiko_a
160:switch
161:sure11
162:switch
163:環
Tamaki
164:環
Tamaki
165:環
Tamaki
166:tamaki_a
167:kimiko_a
168:huki_ase
169:huki_ase
170:tamaki_a
171:kimiko_a
172:……あれ?
173:環
Tamaki
174:「『千年の孤独』という映画なのだが、ハルヒ
175:は知らないか?」
176:そういって、環先輩は残念そうな顔をする。
177:桜塚
Sakurazuka
178:「……ハルヒ君、恋愛映画には興味ないのか
179:な?」
180:ハルヒ
Haruhi
181:「すみません、よくわからないもので……」
182:もっと話題についていけるようにしないとダメ
183:だなあ。
184:tamaki_a
185:kimiko_a
186:switch
187:sure11
188:switch
189:bg32_a
190:kyouya_a
191:kyouya_a
192:kyouya_a
193:kimiko_a
194:kimiko_a
195:kimiko_a
196:鏡夜先輩のテーブルにつく。
197:kyouya_a
198:鏡夜
Kyoya
199:「そうですか、それは大変ですね……。僕でよ
200:ろしければ力になりますよ」
201:kimiko_a
202:桜塚
Sakurazuka
203:「本当? うれしいわ。鏡夜先輩なら、こういっ
204:た事にはお詳しいですものね」
205:kyouya_a
206:鏡夜
Kyoya
207:「ええ、門前の小僧、習わぬ何とやら、と言い
208:ますからね。何か原因に心当たりはおありでしょ
209:うか?」
210:kimiko_a
211:桜塚
Sakurazuka
212:「それが、自分でもさっぱりわからないんです
213:の。ちゃんと眠っているはずなのに、授業中に
214:眠くて眠くて……」
215:行動グループ
216:今、ふたりが話題にしているものは……。
217:kyouya_a
218:kimiko_a
219:kyouya_a
220:kimiko_a
221:行動選択結果
222:switch
223:行動選択結果
224:switch
225:sure8
226:switch
227:sure9
228:switch
229:鏡夜
Kyoya
230:kyouya_a
231:kimiko_a
232:huki_onpu1
233:huki_onpu1
234:kyouya_a
235:kimiko_a
236:ハルヒ
Haruhi
237:「それはきっと呼吸のせいですよ。寝ていると
238:きに気道がふさがると、安眠できないんです」
239:effect1
240:鏡夜
Kyoya
241:「……詳しいな」
242:それはこの間の『加藤家の食卓』で……、とは
243:さすがに言えない。
244:テレビから受け売りの知識とはいえ、一通り安
245:眠についての話をする。
246:kyouya_a
247:鏡夜
Kyoya
248:「なるほどな……」
249:kimiko_a
250:桜塚
Sakurazuka
251:「ハルヒ君、ありがとう」
252:kyouya_a
253:kimiko_a
254:switch
255:sure11
256:switch
257:鏡夜
Kyoya
258:鏡夜
Kyoya
259:鏡夜
Kyoya
260:kyouya_a
261:kimiko_a
262:huki_ase
263:huki_ase
264:kyouya_a
265:kimiko_a
266:鏡夜
Kyoya
267:「やれやれ……」
268:ため息まじりで、鏡夜先輩はあきれた目を自分
269:に向けた。
270:kyouya_a
271:鏡夜
Kyoya
272:「ハルヒ。お前が何を聞いていたのかは知らな
273:いが、桜塚さんは睡眠不足で悩んでいるんだ」
274:kimiko_a
275:桜塚
Sakurazuka
276:「そうなの。最近眠りが浅い感じで……」
277:ハルヒ
Haruhi
278:「そうだったんですか……」
279:失敗しちゃったな。もう少し話をよく聞いてお
280:けば良かった。
281:kyouya_a
282:kimiko_a
283:switch
284:sure11
285:switch
286:あんまり自信もないから、今日はやめておこう。
287:それに環先輩や鏡夜先輩の前じゃ、自分は足を
288:引っ張るだけかもしれないし。
289:switch
290:sure11
291:switch
292:bg33_a
293:お客さんの数もだんだん増えてきて、今日も相
294:変わらず大盛況。
295:ホスト部のみんなもいつも通り接客してる。
296:自分はどうしようかな……? 指名はないけど、
297:どこかのテーブルで接客しようかな。
298:倉賀野さん
Miss Kurakano
299:桜塚さん
Miss Sakurazuka
300:上賀茂さん
Miss Kamikamo
301:少し休憩……
302:switch
303:select
304:switch
305:sure12
306:switch
307:sure13
308:switch
309:sure14
310:switch
311:sure15
312:switch
313:倉賀野
Kurakano
314:ハルヒ指名率
315:bg30_a
316:b-momoka_a1
317:b-momoka_a1
318:b-momoka_a1
319:倉賀野さんのテーブルについて、話をすること
320:にした。
321:b-momoka_a1
322:倉賀野
Kurakano
323:「……ハルヒ君は、休日をどうやって過ごして
324:ますか?」
325:ハルヒ
Haruhi
326:「そうですね……。自分は、掃除に洗濯、それ
327:にスーパーに買い物に行くくらいですね」
328:b-momoka_a1
329:倉賀野
Kurakano
330:「まあ……。ハルヒ君って、えらいです。尊敬
331:しますわ!」
332:b-momoka_a1
333:倉賀野
Kurakano
334:「学業にホスト部のお仕事、くわえて家事まで
335:なさるなんて……。わたくしも見習わなくちゃ」
336:自分にとっては普通なんだけどなあ……。
337:b-momoka_a1
338:switch
339:sure16
340:switch
341:桜塚
Sakurazuka
342:ハルヒ指名率
343:bg30_a
344:b-kimiko_a1
345:b-kimiko_a1
346:b-kimiko_a1
347:桜塚さんのテーブルについて、話をすることに
348:した。
349:b-kimiko_a1
350:桜塚
Sakurazuka
351:「……ハルヒ君は、休日をどうやって過ごして
352:いるの?」
353:ハルヒ
Haruhi
354:「そうですね……。自分は、掃除に洗濯、それ
355:にスーパーに買い物に行くくらいですね」
356:b-kimiko_a1
357:桜塚
Sakurazuka
358:「スーパーって、どんなものが買えるの?」
359:ハルヒ
Haruhi
360:「ええと……、野菜やお肉、この前のカップラー
361:メンや、駄菓子も安く買えますよ」
362:b-kimiko_a1
363:桜塚
Sakurazuka
364:「まあ、夢のようなお店ね」
365:どうやら桜塚さんは、スーパーに興味を持った
366:みたいだ。
367:b-kimiko_a1
368:switch
369:sure16
370:switch
371:上賀茂
Kamikamo
372:ハルヒ指名率
373:bg30_a
374:b-tubaki_a1
375:b-tubaki_a1
376:b-tubaki_a1
377:上賀茂さんのテーブルについて、話をすること
378:にした。
379:b-tubaki_a1
380:上賀茂
Kamikamo
381:「……ハルヒくんは、休日をどうやって過ごし
382:ていらっしゃるの?」
383:ハルヒ
Haruhi
384:「そうですね……。自分は、掃除に洗濯、それ
385:にスーパーに買い物に行くくらいですね」
386:b-tubaki_a1
387:上賀茂
Kamikamo
388:「まあ、それではお休みになっていないみたい
389:ですわ。何かお手伝いできればいいのですけれ
390:ど……」
391:ハルヒ
Haruhi
392:「いえ、お気持ちだけで充分ですよ」
393:b-tubaki_a1
394:上賀茂
Kamikamo
395:「ハルヒくん……。困った事があったら、いつ
396:でもわたくしに言ってくださいね」
397:ハルヒ
Haruhi
398:「ええ、ありがとうございます」
399:b-tubaki_a1
400:switch
401:sure16
402:switch
403:少し休憩しよう……。
404:まだまだ先は長いんだし。
405:switch
406:sure16
407:switch
408:bg33_a
409:お茶を運んだり雑用をこなしたりしていると、
410:案外あっという間に時間は過ぎた。
411:男子生徒
Male Student
412:「すいませーん」
413:テーブルの片づけをしていたら、急に後ろから
414:声をかけられた。
415:ハルヒ
Haruhi
416:「はい、何ですか?」
417:男子生徒
Male Student
418:「あのー、藤岡さんっています?」
419:ハルヒ
Haruhi
420:「自分ですけど」
421:男子生徒
Male Student
422:「手紙を預かってきたんで、どうぞ」
423:ハルヒ
Haruhi
424:「ありがとうございます。誰からですか?」
425:男子生徒
Male Student
426:「さあ……? 僕は預かってきただけですから。
427:それじゃあ」
428:そう言って、すぐに帰って行った。
429:…………。
430:封筒を見ると……、差出人の名前はなし。きれ
431:いな字で、『藤岡ハルヒ様』と書いてある。
432:ハルヒ
Haruhi
433:「……何だろ、これ」
434:b-kyouya_a1
435:b-kyouya_a1
436:b-kyouya_a1
437:bou_r
438:鏡夜
Kyoya
439:「ほう、ラブレターか」
440:ヒョイとのぞき込んで、鏡夜先輩が一言。
441:b-kyouya_a1
442:b-tamaki_a3
443:b-tamaki_a3
444:b-tamaki_a3
445:yama_bou_r
446:環
Tamaki
447:「ナヌ!」
448:環先輩が、間髪を入れず大声を上げた。
449:b-tamaki_a3
450:b-kaoru_a3
451:b-kaoru_a3
452:b-kaoru_a3
453:b-hikaru_a3
454:b-hikaru_a3
455:b-hikaru_a3
456:光&馨
Hikaru & Kaoru
457:「ラブレター!?」
458:b-kaoru_a3
459:b-hikaru_a3
460:b-mitukuni_a2
461:b-mitukuni_a2
462:b-mitukuni_a2
463:big_hani1
464:光邦
Mitsukuni
465:「えー、どれどれー?」
466:switch
467:b-mitukuni_a2
468:b-takashi_a1
469:b-takashi_a1
470:b-takashi_a1
471:崇
Takashi
472:「…………」
473:……あっという間に、みんなが集まって来た。
474:b-takashi_a1
475:b-tamaki_a3
476:b-tamaki_a3
477:b-tamaki_a3
478:環
Tamaki
479:「許しません! お父さん、そんな男はゼッタ
480:イに反対です!」
481:kaoru_a
482:kaoru_a
483:kaoru_a
484:hikaru_a
485:hikaru_a
486:hikaru_a
487:光
Hikaru
488:「いや、男って決まったわけじゃないじゃん」
489:馨
Kaoru
490:「てゆーか、ハルヒあてなら女の子でしょ」
491:kaoru_a
492:hikaru_a
493:b-tamaki_a3
494:b-tamaki_a1
495:b-tamaki_a1
496:b-tamaki_a1
497:環
Tamaki
498:「……それなら、いいだろう。――それで、誰
499:から?」
500:ハルヒ
Haruhi
501:「何でそんなの報告しなきゃいけないんですか」
502:b-tamaki_a1
503:b-kaoru_a1
504:b-kaoru_a1
505:b-kaoru_a1
506:b-hikaru_a2
507:b-hikaru_a2
508:b-hikaru_a2
509:光
Hikaru
510:「どんなコかなあ、意外とダイタンだよね~」
511:馨
Kaoru
512:「でも、手紙を人に頼むくらいだから、内気な
513:んじゃない?」
514:b-kaoru_a1
515:b-hikaru_a2
516:本人を置いてけぼりにして、みんな勝手に盛り
517:上がってるし。
518:どんな手紙なのか、内容を見もしないであそこ
519:まで盛り上がれるなんて……、ある意味スゴイ
520:なあ。
521:倉賀野
Kurakano
522:switch
523:sure17
524:桜塚
Sakurazuka
525:switch
526:sure18
527:上賀茂
Kamikamo
528:switch
529:sure19
530:switch
531:sure20
532:switch
533:f2-5-109
534:bg27_a
535:b-momoka_a1
536:b-momoka_a1
537:b-momoka_a1
538:倉賀野
Kurakano
539:「あの……、ハルヒ君」
540:ハルヒ
Haruhi
541:「倉賀野さんも手紙が気になります?」
542:b-momoka_a1
543:倉賀野
Kurakano
544:「うん……」
545:ハルヒ
Haruhi
546:「そういえば……。中学の頃も、こういう手紙
547:はよくもらいましたよ」
548:b-momoka_a1
549:yama_r
550:倉賀野
Kurakano
551:「そ、そうなんだ……」
552:b-momoka_a1
553:何か複雑な顔をして、倉賀野さんは考え込んで
554:いる。
555:あれ? 自分、何か倉賀野さんにまずいことを
556:言ったかな……?
557:b-momoka_a1
558:switch
559:sure21
560:switch
561:f2-5-110
562:bg28_a
563:b-kimiko_a1
564:b-kimiko_a1
565:b-kimiko_a1
566:桜塚
Sakurazuka
567:「……お手紙」
568:ハルヒ
Haruhi
569:「桜塚さんも手紙が気になります?」
570:b-kimiko_a1
571:yama_r
572:桜塚
Sakurazuka
573:「えっ!? ええ、ラブレターなんて、めずら
574:しいものだから……」
575:こういうのって、めずらしいものなんだろうか。
576:ハルヒ
Haruhi
577:「そういえば……。中学の頃も、こういう手紙
578:はよくもらいましたよ」
579:b-kimiko_a1
580:桜塚
Sakurazuka
581:「そ、そうよね……。ハルヒ君なら、おかしく
582:ないわよね……」
583:ため息をつきながら、桜塚さんはがっかりした
584:ような感じだった。
585:あれ? なんかまずいことを言ったかな……?
586:b-kimiko_a1
587:switch
588:sure21
589:switch
590:f2-5-111
591:b-tubaki_a1
592:b-tubaki_a1
593:b-tubaki_a1
594:上賀茂
Kamikamo
595:「…………」
596:上賀茂さんが、じっと自分の持ってる手紙を見
597:ている。
598:ハルヒ
Haruhi
599:「上賀茂さんも気になります?」
600:b-tubaki_a1
601:yama_r
602:上賀茂
Kamikamo
603:「えっ!? い、いえ……。少し……」
604:ハルヒ
Haruhi
605:「そういえば……。中学の頃も、こういう手紙
606:はよくもらいましたよ」
607:b-tubaki_a1
608:上賀茂
Kamikamo
609:「そんなに……。でも、ハルヒくんなら無理も
610:ないわ」
611:はぁっとため息をはきながら、上賀茂さんはや
612:や困ったような顔でうつむいている。
613:あれ? なんかまずいことを言ったかな……?
614:b-tubaki_a1
615:switch
616:sure21
617:switch
618:bg28_a
619:b-renge_a1
620:b-renge_a1
621:b-renge_a1
622:れんげ
Renge
623:「フラグですわ! イベントですわ! ハルヒ
624:君、次の選択肢は『誰か突き止める』で決まり
625:ですわよ~!」
626:れんげちゃんまで、いつのまに……。
627:ていうか、フラグとか選択肢っていったい……。
628:b-renge_a1
629:heart_l
630:れんげ
Renge
631:「禁断の想いを手紙に託し……。そして嫉妬の
632:炎が――」
633:ハルヒ
Haruhi
634:「……とりあえず、お茶いれてきますね」
635:b-renge_a1
636:れんげ
Renge
637:「いったい、どなたなのかしら……」
638:妄想に忙しいれんげちゃんを残して、自分はお
639:茶の用意に向かった。
640:b-renge_a1
641:switch
642:sure21
643:switch
644:bg29_a
645:自分にきた手紙のことでみんなが騒いで収拾が
646:つかなくなってしまったので、本日の営業は早
647:めに終了、ということになった。
648:お客さんたちも興味津々みたいだったけど、さ
649:すがに遠慮してくれたみたい。
650:……そんなに大騒ぎすることないのに。
651:b-tamaki_a3
652:b-tamaki_a3
653:b-tamaki_a3
654:環
Tamaki
655:「いいかハルヒ。こんなときこそ、おおおちお
656:ち、落ち着いて対処するのだ」
657:ハルヒ
Haruhi
658:「落ち着いてください、環先輩」
659:b-tamaki_a3
660:b-kyouya_a2
661:b-kyouya_a2
662:b-kyouya_a2
663:鏡夜
Kyoya
664:「俺たちが騒ぎ立てる事でもないだろう。それ
665:に、ハルヒにも【いちおう】プライバシーとい
666:うものがある」
667:b-kyouya_a2
668:鏡夜
Kyoya
669:「内容については、本人から聞かせてもらおう
670:じゃないか」
671:…………。
............
672:ハルヒ
Haruhi
673:「えっ? 報告するんですか?」
674:b-kyouya_a2
675:b-kyouya_a3
676:b-kyouya_a3
677:b-kyouya_a3
678:鏡夜
Kyoya
679:「もちろんだ。大切な娘さんをお預かりしてい
680:るんだから、把握しておく必要があるだろう」
681:にっこりと笑う鏡夜先輩。
682:b-kyouya_a3
683:eye
684:鏡夜
Kyoya
685:「そうそう、予定外の営業時間の切り上げにつ
686:いては、心配しなくていいからね」
687:ハルヒ
Haruhi
688:「……わかりました」
689:b-kyouya_a3
690:みんなは、自分の手元をじっと見つめている。
691:ハルヒ
Haruhi
692:「プライバシーは?」
"Privacy?"
693:b-tamaki_a1
694:b-tamaki_a1
695:b-tamaki_a1
696:環
Tamaki
697:「家族に秘密は必要ありません。なあ……、母
698:さんや」
699:b-tamaki_a1
700:b-kyouya_a2
701:b-kyouya_a2
702:b-kyouya_a2
703:鏡夜
Kyoya
704:「……そうだな。父さんや」
705:b-kyouya_a2
706:ハルヒ
Haruhi
707:「……はあ、わかりました」
708:何を言ってもムダなことは分かってるから、
709:諦めて封筒の手紙を取り出して広げる
710:そこに書かれていたものは――。
711:『おまえのちちおやはあずかった』
712:…………。
713:switch
714:あれ?
715:って、もしかして…………。
716:#Scale[1.4]脅迫状!?
717:第2話 誘拐と温泉とホスト部
718:sc01
719: 
720:switch
721:sure22
722:switch
723:bg29_a
724:部内は、凍りついたように静まりかえった。
725:誰も、一言もしゃべらないまま、じっと手紙を
726:みつめている。
727:ハルヒ
Haruhi
728:「……くだらないイタズラですね」
729:b-tamaki_a2
730:b-tamaki_a2
731:b-tamaki_a2
732:環
Tamaki
733:「いや、安否くらいは確認するべきだろう」
734:手紙を丸めて捨てようとした手を、環先輩に止
735:められた。
736:ハルヒ
Haruhi
737:「イタズラですよ、こんなの」
738:b-tamaki_a2
739:b-tamaki_a1
740:b-tamaki_a1
741:b-tamaki_a1
742:環
Tamaki
743:「それを確認するんだよ、ハルヒ」
744:ハルヒ
Haruhi
745:「……わかりました」
746:b-tamaki_a1
747:光たちから渡された携帯電話を取り出して、家
748:にかける。
749:プルルルルルル……、プルルルルルル……。
750:…………。
751:……でない。
752:お父さんの勤務先に電話をかけてみても結果は
753:同じ。
754:ハルヒ
Haruhi
755:「……誰もでません」
756:b-tamaki_a2
757:b-tamaki_a2
758:b-tamaki_a2
759:環
Tamaki
760:「携帯電話にもかけてみよう」
761:…………。
762:……。
763:ハルヒ
Haruhi
764:「駄目です。ただいま電波の届かないところか、
765:電源を切っておりますって案内が流れてますね」
766:b-tamaki_a2
767:mitukuni_a
768:mitukuni_a
769:mitukuni_a
770:takashi_a
771:takashi_a
772:takashi_a
773:光邦
Mitsukuni
774:「……ハルちゃん、これって」
775:崇
Takashi
776:「……誘拐事件」
777:ハルヒ
Haruhi
778:「そんなことは……」
779:switch
780:mitukuni_a
781:takashi_a
782:b-kyouya_a1
783:b-kyouya_a1
784:b-kyouya_a1
785:鏡夜
Kyoya
786:「手紙には、他に何も書いていないのか?」
787:ハルヒ
Haruhi
788:「……身代金の要求とかはありませんけど、身
789:柄の受け渡し場所は……、書かれてます」
790:ハルヒ
Haruhi
791:「それから、警察に知らせないようにとの注意
792:書きも入ってます。それから……、これ」
793:手紙の最後には、ぺったりキスマークがついて
794:いる。
795:ハルヒ
Haruhi
796:「やっぱり、イタズラだと思います」
797:b-kyouya_a1
798:b-mitukuni_a3
799:b-mitukuni_a3
800:b-mitukuni_a3
801:光邦
Mitsukuni
802:「でも、ハルちゃん。これがイタズラだって、
803:決めちゃう証拠はあるの?」
804:ハルヒ
Haruhi
805:「……脅迫状にキスマークはないと思いますよ」
806:b-mitukuni_a3
807:b-takashi_a2
808:b-takashi_a2
809:b-takashi_a2
810:崇
Takashi
811:「……本人が誘拐されていると認識していない
812:可能性もある」
813:b-takashi_a2
814:…………。
815:このみんなの様子をみると、本気で心配してい
816:るみたいだけど。
817:ハルヒ
Haruhi
818:「指定されている場所は、草津の『スパリゾー
819:ト・フェニックス』っていうところですね」
820:b-mitukuni_a1
821:b-mitukuni_a1
822:b-mitukuni_a1
823:光邦
Mitsukuni
824:「草津って、どこだっけ~?」
825:b-mitukuni_a1
826:b-kaoru_a1
827:b-kaoru_a1
828:b-kaoru_a1
829:b-hikaru_a2
830:b-hikaru_a2
831:b-hikaru_a2
832:光
Hikaru
833:「……で、一番わからない事があるんだけど」
834:馨
Kaoru
835:「どうしてパパさんを誘拐したのかな?」
836:ハルヒ
Haruhi
837:「どうしてでしょうね……」
838:b-hikaru_a2
839:b-hikaru_a1
840:b-hikaru_a1
841:b-hikaru_a1
842:光
Hikaru
843:「どっちかっていうと」
844:b-kaoru_a1
845:b-kaoru_a2
846:b-kaoru_a2
847:b-kaoru_a2
848:馨
Kaoru
849:「ハルヒを連れて行くんじゃない?」
850:ハルヒ
Haruhi
851:「何でそうなるの?」
852:b-kaoru_a2
853:b-hikaru_a1
854:b-kaoru_a3
855:b-kaoru_a3
856:b-kaoru_a3
857:b-hikaru_a3
858:b-hikaru_a3
859:b-hikaru_a3
860:光&馨
Hikaru & Kaoru
861:「だって、ハルヒのパパさんって――」
862:switch
863:b-kaoru_a3
864:b-hikaru_a3
865:bg52
866:ryouji_a
867:ryouji_a
868:ryouji_a
869:自分のお父さんは藤岡涼二(ふじおかりょう
870:じ)、源氏名は蘭花(らんか)。
871:近所のオカマバーで働いてる。
872:前にホスト部のみんなとも会ったことがあって、
873:お父さんはみんなを気に入ったらしい。
874:ryouji_a
875:bg29_a
876:b-kaoru_a3
877:b-kaoru_a3
878:b-kaoru_a3
879:b-hikaru_a3
880:b-hikaru_a3
881:b-hikaru_a3
882:馨
Kaoru
883:「普通なら、連れて行きたいと思わないんじゃ
884:ない?」
885:……。
886:まあ、連れて行きたいかどうかは別にして、
887:とりあえず――。
888:b-kaoru_a3
889:b-hikaru_a3
890:ハルヒ
Haruhi
891:「ちょうど明日は土曜日ですから、行ってきま
892:す」
893:みんな
894:「えーっ!?」
895:ハルヒ
Haruhi
896:「準備があるので今日はこれで失礼します」
897:b-tamaki_a3
898:b-tamaki_a3
899:b-tamaki_a3
900:bikkuri1_r
901:環
Tamaki
902:「待つんだ、ハルヒ!」
903:先輩が、再び自分の腕をつかんで引き止める。
904:b-tamaki_a3
905:b-tamaki_a1
906:b-tamaki_a1
907:b-tamaki_a1
908:環
Tamaki
909:「ハルヒ1人だけでは危険だ。いいか、俺たち
910:全員で行くぞ。これはホスト部の問題でもある
911:からだ」
912:ハルヒ
Haruhi
913:「いや、ホスト部は関係ないじゃないですか」
914:b-tamaki_a1
915:b-tamaki_a2
916:b-tamaki_a2
917:b-tamaki_a2
918:環
Tamaki
919:「いいや、ある! 大いにあるぞ!」
920:他のみんなもうなずいている。行く気満々だ。
921:switch
922:1人でいいんだけどなあ……。
923:b-tamaki_a2
924:b-tamaki_a3
925:b-tamaki_a3
926:b-tamaki_a3
927:環
Tamaki
928:「よし! 作戦会議だ!」
929:b-tamaki_a3
930:またみんなで盛り上がってる……。
931:当事者なのに、完全に自分だけ置いてけぼり。
932:b-tamaki_a1
933:b-tamaki_a1
934:b-tamaki_a1
935:環
Tamaki
936:「いいか、皆の衆!」
937:環先輩が大きな声で叫ぶ。
938:b-tamaki_a1
939:b-tamaki_a3
940:b-tamaki_a3
941:b-tamaki_a3
942:環
Tamaki
943:「ここに【ハルヒのお父さんを救い出す作戦】
944:を開始する!」
945:そのまんまじゃないですか……。
946:b-tamaki_a3
947:それにしても……、単にタチの悪いイタズラだ
948:と思うんだけどなあ。
949:誰かに意見を聞いてみようかな。
950:環先輩
Tamaki-Senpai
951:鏡夜先輩
Kyoya-Senpai
952:光
Hikaru
953:馨
Kaoru
954:ハニー先輩
955:モリ先輩
956:switch
957:select
958:switch
959:sure23
960:switch
961:sure24
962:switch
963:sure25
964:switch
965:sure26
966:switch
967:sure27
968:switch
969:sure28
970:switch
971:環
Tamaki
972:グラフキャラ
973:環先輩に意見を聞いてみようか……。
974:いや、あまり期待はしていないけど。
975:bg28_a
976:b-tamaki_a2
977:b-tamaki_a2
978:b-tamaki_a2
979:effect1
980:環
Tamaki
981:「心配するな、俺たちがついている。安心しな
982:さい!」
983:胸を張って、平然とこんな事を言い切っちゃっ
984:てるけど――。
985:b-tamaki_a2
986:b-tamaki_a1
987:b-tamaki_a1
988:b-tamaki_a1
989:環
Tamaki
990:「草津か。初めて行く土地だな。ああ、いった
991:い何があるのか楽しみだ」
992:イマイチこう、遊び気分というか、旅行気分と
993:いうか。
994:b-tamaki_a1
995:kira
996:環
Tamaki
997:「ハルヒ。不安なときはお父さんの胸に、いつ
998:でも飛び込んでおいで」
999:ハルヒ
Haruhi
1000:「いえ、別に不安などは……」
1001:b-tamaki_a1
1002:b-tamaki_a2
1003:b-tamaki_a2
1004:b-tamaki_a2
1005:環
Tamaki
1006:「家族と離れ離れになって、不安にならない子
1007:どもがいるわけないじゃないか」
1008:真剣なまなざしで、環先輩は顔を自分に近づけ
1009:る。
1010:b-tamaki_a2
1011:環
Tamaki
1012:「何があろうとも、蘭花さんはこの俺が救い出
1013:してみせる。だから、元気を出すんだ」
1014:ハルヒ
Haruhi
1015:「……自分、元気がないように見えますか?」
1016:先輩が、どこまで冗談でどこまで本気なのかは、
1017:やっぱりわからないけど。
1018:それでも、自分を心配してくれている気持ちだ
1019:けは、間違いなく本気なんだろう。何とも、不
1020:思議な気分になる。
1021:b-tamaki_a2
1022:switch
1023:sure29
1024:switch
1025:鏡夜
Kyoya
1026:グラフキャラ
1027:bg28_a
1028:b-kyouya_a1
1029:b-kyouya_a1
1030:b-kyouya_a1
1031:ハルヒ
Haruhi
1032:「……あの、鏡夜先輩はどう思いますか?」
1033:b-kyouya_a1
1034:b-kyouya_a2
1035:b-kyouya_a2
1036:b-kyouya_a2
1037:鏡夜
Kyoya
1038:「どう思うか、と問われても、現時点では何も
1039:言いようがないな」
1040:相変わらずの冷静さ。モリ先輩と鏡夜先輩だけ
1041:は、騒いだりうかれたりは一切していない。
1042:ハルヒ
Haruhi
1043:「……ですよねえ。まだ、本当に誘拐と決まっ
1044:たわけじゃないんですから」
1045:b-kyouya_a2
1046:鏡夜
Kyoya
1047:「どのみち、誘拐なんてわりの合わない犯罪だ
1048:からな」
1049:鏡夜先輩によると、身代金目的誘拐事件で、犯
1050:人が身代金を手に逃げ切った事件はないらしい。
1051:b-kyouya_a2
1052:b-kyouya_a1
1053:b-kyouya_a1
1054:b-kyouya_a1
1055:鏡夜
Kyoya
1056:「あくまで届け出のあった事件ではだがな。
1057:秘密裏に受け渡された成功例は、なくもないが」
1058:そういえば、警察には言うな、と書いてあった。
1059:b-kyouya_a1
1060:鏡夜
Kyoya
1061:「いずれにせよ、誘拐ほどリスクが高い愚かな
1062:犯罪もない」
1063:b-kyouya_a1
1064:鏡夜
Kyoya
1065:「もっとも、今回は身代金の要求もなく身柄引
1066:き渡し場所だけ提示されているのだから、特殊
1067:なケースといえるわけだが……」
1068:ハルヒ
Haruhi
1069:「それはつまり……、どういうことですか?」
1070:目的がまったくわからない。
1071:b-kyouya_a1
1072:effect1
1073:鏡夜
Kyoya
1074:「今のところ、事件と呼べるようなものではな
1075:いということだ。余計なことさえしなければ、
1076:蘭花さんは無事に解放されるだろう」
1077:そう言われてみれば確かにそうか。
1078:b-kyouya_a1
1079:switch
1080:sure29
1081:switch
1082:光
Hikaru
1083:グラフキャラ
1084:b-hikaru_a2
1085:b-hikaru_a2
1086:b-hikaru_a2
1087:光に今回のことについて聞いてみると――。
1088:b-hikaru_a2
1089:光
Hikaru
1090:「誘拐なんて、映画みたいだな」
1091:b-hikaru_a2
1092:b-hikaru_a1
1093:b-hikaru_a1
1094:b-hikaru_a1
1095:光
Hikaru
1096:「電話で犯人と交渉したりとか、やってみたかっ
1097:たけどさ。犯人からです! よし逆探知だ! 
1098:とかさ」
1099:b-hikaru_a1
1100:ハルヒ
Haruhi
1101:「……あのねえ、光」
1102:何でそんなに楽しそうなんだ。
1103:b-hikaru_a1
1104:b-hikaru_a3
1105:b-hikaru_a3
1106:b-hikaru_a3
1107:光
Hikaru
1108:「……わかってるって……」
1109:b-hikaru_a3
1110:b-hikaru_a2
1111:b-hikaru_a2
1112:b-hikaru_a2
1113:effect1
1114:光
Hikaru
1115:「……どんなことになっても僕らがついてるか
1116:ら」
1117:ハルヒ
Haruhi
1118:「それはどうも」
1119:b-hikaru_a2
1120:光
Hikaru
1121:「蘭花さんを迎えに行くくらいの気持ちでいれ
1122:ばいいんじゃない」
1123:光なりに心配してくれてるってことだろうなあ。
1124:ハルヒ
Haruhi
1125:「……ありがと、光」
1126:イタズラだとは思うし、本気で心配しているわ
1127:けじゃないけど、光の気持ちは素直にうれしかっ
1128:た。
1129:b-hikaru_a2
1130:switch
1131:sure29
1132:switch
1133:馨
Kaoru
1134:グラフキャラ
1135:b-kaoru_a1
1136:b-kaoru_a1
1137:b-kaoru_a1
1138:今回のことを馨に聞くと――。
1139:b-kaoru_a1
1140:馨
Kaoru
1141:「……ハルヒは心配だと思うけど、脅迫状を見
1142:る限り、危ない感じはしないね」
1143:いや、別に心配はしてないんだけど……。
1144:b-kaoru_a1
1145:effect1
1146:馨
Kaoru
1147:「身代金の要求がないってところもそうだけど、
1148:キスマークがついてるところに余裕を感じるの
1149:は僕だけじゃないと思うよ」
1150:ハルヒ
Haruhi
1151:「そうだよね」
1152:b-kaoru_a1
1153:b-kaoru_a2
1154:b-kaoru_a2
1155:b-kaoru_a2
1156:馨
Kaoru
1157:「……でも、これがイタズラだって決め付ける
1158:のは早いかもしれないね」
1159:b-kaoru_a2
1160:馨
Kaoru
1161:「脅かす訳じゃないけど、油断は禁物ってこと
1162:かな。ふざけた手紙かもしれないけどね」
1163:……そうか。今の馨の言葉で、少し反省する。
1164:にしても、やっぱりよく似ていても、馨と光は
1165:全然ちがうな。
1166:何でみんなわからないんだろう?
1167:b-kaoru_a2
1168:switch
1169:sure29
1170:switch
1171:光邦
Mitsukuni
1172:グラフキャラ
1173:ハニー先輩はどう考えているか聞いてみようと
1174:思ったけど……。あれ?
1175:突然、ハニー先輩の姿がどこにも見えなくなっ
1176:ている。
1177:どこにいったのかな?
1178:b-mitukuni_a2
1179:b-mitukuni_a2
1180:b-mitukuni_a2
1181:big_hani2
1182:光邦
Mitsukuni
1183:「ねえねえ、ハルちゃん」
1184:ハルヒ
Haruhi
1185:「わっ、ビックリした」
1186:声をかけるつもりが、ひょいっと顔を出したハ
1187:ニー先輩から逆に声をかけられた。
1188:b-mitukuni_a2
1189:b-mitukuni_a1
1190:b-mitukuni_a1
1191:b-mitukuni_a1
1192:光邦
Mitsukuni
1193:「奥のテーブルに、とっておきのケーキを用意
1194:したから、僕と一緒に食べよ」
1195:ハルヒ
Haruhi
1196:「……ケーキですか?」
1197:b-mitukuni_a1
1198:光邦
Mitsukuni
1199:「甘いものを食べると、気分が落ち着くんだっ
1200:て。ホントだよ?」
1201:ハニー先輩、心配してくれてるんだ。
1202:b-mitukuni_a1
1203:b-mitukuni_a2
1204:b-mitukuni_a2
1205:b-mitukuni_a2
1206:effect1
1207:光邦
Mitsukuni
1208:「蘭花さん、ぜったい大丈夫だからね」
1209:ハルヒ
Haruhi
1210:「……はい。ありがとうございます」
1211:b-mitukuni_a2
1212:switch
1213:sure29
1214:switch
1215:崇
Takashi
1216:グラフキャラ
1217:bg28_a
1218:……モリ先輩に聞いてみよう。
1219:takashi_a
1220:takashi_a
1221:takashi_a
1222:そう決めた瞬間に、モリ先輩と目が合った。
1223:takashi_a
1224:すっと立ち上がり、こちらから声をかけるまで
1225:もなく、モリ先輩はこちらに歩いてくる。
1226:b-takashi_a2
1227:b-takashi_a2
1228:b-takashi_a2
1229:ハルヒ
Haruhi
1230:「モリ先輩は今回のこと、どう思いますか?」
1231:b-takashi_a2
1232:effect1
1233:崇
Takashi
1234:「……かならず助ける」
1235:ああ、やっぱりモリ先輩は、この脅迫状をみて、
1236:この【誘拐事件】を現実のものとして考えてい
1237:るんだ。
1238:……うーん。
1239:ハルヒ
Haruhi
1240:「いや、まだ本当にさらわれたと決まったわけ
1241:でもありませんから……」
1242:b-takashi_a2
1243:b-takashi_a1
1244:b-takashi_a1
1245:b-takashi_a1
1246:そう答えると、モリ先輩はポケットから何か取
1247:り出して、自分の手にそっと握らせた。
1248:b-takashi_a1
1249:それが何かを聞く前に、モリ先輩は微笑みを残
1250:して歩いていった。
1251:そっと、手を開く。
1252:そこには──、無病息災のお守りがあった。
1253:えーと……。
1254:いや、これはさすがに何か違うし。
1255:ちょっとずれてるけど……。モリ先輩の心遣い
1256:は、素直に嬉しいと思った。
1257:switch
1258:sure29
1259:switch
1260:bg29_a
1261:b-tamaki_a1
1262:b-tamaki_a1
1263:b-tamaki_a1
1264:環
Tamaki
1265:「いいか、皆の衆!」
1266:環先輩が、再び大きな声でみんなの注意を引く。
1267:b-tamaki_a1
1268:b-tamaki_a2
1269:b-tamaki_a2
1270:b-tamaki_a2
1271:環
Tamaki
1272:「それではいよいよ明日、出陣だ!」
1273:ハルヒ
Haruhi
1274:「出陣って……、戦いに行くんですか?」
1275:環先輩は、用意する物や集合時間、おやつの金
1276:額などをその場のノリでこと細かに決める。
1277:明日は環先輩の手配した車で迎えに来るらしい。
1278:高速バスでも用意するのだろうか。
1279:現実的なのか冗談なのか、まったくわからない。
1280:まあ、いつもの事ではあるんだけど……。
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1282:b-tamaki_a1
1283:b-tamaki_a1
1284:b-tamaki_a1
1285:環
Tamaki
1286:「では、明日にそなえて今日は解散だ!」
1287:b-tamaki_a1
1288:みんなうなずいて、それぞれに帰っていった。
1289:switch
1290:sure30
1291:switch
1292:bg43_c
1293:はあ……。今日は本当に色々と疲れた日だった。
1294:とりあえず、パソコンをチェックしようかな。
1295:グラフ経過
1296:お父さん、本当に誘拐されちゃったのかな?
1297:…………。
1298:………いや、いくら何でもね。
1299:考えてもしょうがない。明日草津に行けば分か
1300:る事だし。とりあえず寝よう……。
1301:switch
1302:sure31
1303:switch
1304:switch