0:switch
1:経過日数
2:bg52
3:bg16_a
4:活動停止の継続から3日目……。
5:何が原因なのかわからないけど――、光と馨の
6:様子がいつもと違う。
7:……ケンカ、しているみたいな感じ。
8:今朝はあいさつも、光と馨はバラバラにしてき
9:たし。
10:どうしたんだろう……?
11:#Color[7]#Scale[1.8]お昼休み
12:b-momoka_a1
13:b-momoka_a1
14:b-momoka_a11
15:b-momoka_a1
16:倉賀野
Kurakano
17:「ハルヒ君……、気づいてますか?」
18:倉賀野さんが、声をひそめて話しかけてくる。
19:b-momoka_a1
20:倉賀野
Kurakano
21:「光くんと馨くん、別々に行動されてること」
22:ハルヒ
Haruhi
23:「あ、うん」
24:b-momoka_a1
25:b-kimiko_a1
26:b-kimiko_a1
27:b-kimiko_a1
28:桜塚
Sakurazuka
29:「活動停止のことで、何かあったのかな?」
30:桜塚さんも心配そうに話に入ってくる。
31:ハルヒ
Haruhi
32:「う~ん。それはないと思うけど」
33:b-kimiko_a1
34:b-renge_a1
35:b-renge_a1
36:b-renge_a1
37:れんげ
Renge
38:「甘い、甘いですわ。2人だけの秘密の関係!
39:その裏にあるのはねじれた憎しみか、真実の
40:愛か……」
41:b-renge_a1
42:heart_l
43:れんげ
Renge
44:「わたくし、いてもたってもいられません
45:わーーっ!」
46:b-renge_a1
47:すっかり盛り上がって教室を出て行くれんげちゃ
48:んに、倉賀野さんと桜塚さんも続く。
49:…………。
50:いつもと違う光と馨か。……どうなってるんだ
51:か、さっぱりわからない。
52:…………。
53:switch
54:とりあえず、お弁当を食べよう……。
55:ハルヒ
Haruhi
56:「いただきます――」
57:真嶋
Majima
58:「藤岡君! 大変だ!」
59:名前を呼ばれて、たまご焼きに伸ばしたおはし
60:が止まる。
61:ハルヒ
Haruhi
62:「真嶋くん!? どうしたの?」
63:真嶋
Majima
64:「しょ、食堂で……、光君と馨君が、ケンカし
65:てるんだよ!」
66:ハルヒ
Haruhi
67:「ケンカ!?」
68:真嶋
Majima
69:「小百合ちゃんが、藤岡君を呼んできてっ
70:て……」
71:ハルヒ
Haruhi
72:「わかりました」
73:bg10_a
74:お弁当のふたを閉めて、教室を飛び出す。
75:どうしてこんなときにケンカなんて――。
76:光
Hikaru
77:馨
Kaoru
78:switch
79:sure2
80:switch
81:sure3
82:switch
83:bg12_a
84:食堂に入ると――。
85:環先輩、鏡夜先輩……。ハニー先輩、モリ先輩
86:もいる。
87:それなのに、誰も光たちを止めようとしていな
88:い……。
89:……どうして?
90:小百合
Sayuri
91:「ハルちゃん、こっち!」
92:疑問に思うと同時に、小百合のせっぱつまった
93:声が耳に届く。
94:その声に視線を向けると、人垣のなかに小百合
95:の姿があった。
96:急いで向かうと――。
97:ev3060
98:ハルヒ
Haruhi
99:「ちょっと2人とも!」
100:ハルヒ
Haruhi
101:「ケンカなんてやめなよ!!」
102:光
Hikaru
103:「ハルヒには関係ないだろ。これは馨が――」
104:馨
Kaoru
105:「くっ……」
106:ハルヒ
Haruhi
107:「関係なくなんてない! ちゃんと説明し
108:な!!」
109:怒鳴るように言っても、光は馨を離さない。
110:馨は苦しそうに体を動かしながら、光を押しの
111:けようともがいている。
112:こんなの……。
113:……おかしいよ。
114:ハルヒ
Haruhi
115:「やめなって! 光!」
116:bg12_a
117:バッ!
118:b-hikaru_a3
119:b-hikaru_a3
120:b-hikaru_a3
121:光は、びっくりしたような顔で馨を離す。
122:switch
123:b-hikaru_a3
124:…………とりあえず、おおごとにならなくて良
125:かった。
126:ハルヒ
Haruhi
127:「ケンカの原因は知らないけど――」
128:b-hikaru_a3
129:hikaru_a
130:hikaru_a
131:hikaru_a
132:光
Hikaru
133:「うるさいな」
134:怒った光の声に、言葉を失う。
135:hikaru_a
136:光
Hikaru
137:「馨のいるホスト部なんか、もう行かない」
138:hikaru_a
139:kaoru_a
140:kaoru_a
141:kaoru_a
142:馨
Kaoru
143:「……僕だってお断りだよ」
144:…………。
145:hikaru_a
146:kaoru_a
147:そう言ってしばらくにらみあったあと、2人は
148:別々に食堂から出て行った。
149:男子生徒1
Male Student 1
150:「なんだったんだよ、あれ」
151:男子生徒2
Male Student 2
152:「さあ? いきなりだったらしいぜ」
153:集まっていた人たちが、ざわざわと光たちの
154:ことを話しながら離れていく。
155:ハルヒ
Haruhi
156:「まったく……」
157:殴り合いとかにならなくて良かったけど、
158:いったい何が原因でケンカなんか……?
159:…………。
160:考えたところで答えがでてくるわけでもない。
161:環先輩たちならと思って視線を向けたときには、
162:もうみんなの姿はなかった。
163:…………。
164:――光と馨のケンカ、それを止めない先輩たち。
165:はっきりとはわからないけれど、何か変な感じ
166:がする……。
167:自分の知らないところで、何かが起こっている。
168:switch
169:そんな気がしてしょうがなかった。
170:switch
171:sure4
172:switch
173:bg12_a
174:食堂に入ると――。
175:環先輩、鏡夜先輩……。ハニー先輩、モリ先輩
176:もいる。
177:それなのに、誰も光たちを止めようとしていな
178:い……。
179:……どうして?
180:小百合
Sayuri
181:「ハルちゃん、こっち!」
182:疑問に思うと同時に、小百合のせっぱつまった
183:声が耳に届く。
184:その声に視線を向けると、人垣のなかに小百合
185:の姿があった。
186:急いで向かうと――。
187:ev4060
188:ハルヒ
Haruhi
189:「2人とも!」
190:ハルヒ
Haruhi
191:「ケンカなんてやめなよ!!」
192:光
Hikaru
193:「ハルヒに関係ないだろ」
194:そう言って、光は手を離そうとしない。
195:馨
Kaoru
196:「殴りたいなら、殴れば」
197:ハルヒ
Haruhi
198:「ちょっと! 馨!!」
199:光
Hikaru
200:「ふん、言われなくても……」
201:ハルヒ
Haruhi
202:「やめなって! 光っ!」
203:bg12_a
204:バッ!
205:b-hikaru_a3
206:b-hikaru_a3
207:b-hikaru_a3
208:光は、びっくりしたような顔で馨を離す。
209:b-hikaru_a3
210:…………。
211:とりあえず、おおごとにはならなくて良かった。
212:ハルヒ
Haruhi
213:「ケンカの原因は知らないけど――」
214:b-hikaru_a3
215:hikaru_a
216:hikaru_a
217:hikaru_a
218:光
Hikaru
219:「うるさいな」
220:switch
221:光のフキゲンな声に、言葉を失う。
222:hikaru_a
223:光
Hikaru
224:「馨のいるホスト部なんか、もう行かない」
225:hikaru_a
226:kaoru_a
227:kaoru_a
228:kaoru_a
229:馨
Kaoru
230:「……僕だってお断りだよ」
231:…………。
232:hikaru_a
233:kaoru_a
234:そう言ってしばらくにらみあったあと、2人は
235:別々に歩いていった。
236:男子生徒1
Male Student 1
237:「なんだったんだよ、あれ」
238:男子生徒2
Male Student 2
239:「さあ? いきなりだったらしいぜ」
240:集まっていた人たちが、ざわざわと馨たちの
241:ことを話しながら離れていく。
242:ハルヒ
Haruhi
243:「まったく……」
244:殴り合いとかにならなくて良かったけど、
245:いったい何が原因でケンカなんか……?
246:…………。
247:考えたところで答えがでてくるわけでもない。
248:環先輩たちならと思って視線を向けたときには、
249:もうみんなの姿はなかった。
250:――光と馨のケンカ、それを止めない先輩たち。
251:はっきりとはわからないけれど、何か変な感じ
252:がする……。
253:自分の知らないところで、何かが起こっている。
254:そんな気がしてしょうがなかった。
255:switch
256:sure4
257:switch
258:bg19_a
259:#Color[7]#Scale[1.8]放課後
260:……図書室に来てはみたけど、やっぱり勉強が
261:進むわけでもない。
262:それにしても、光と馨がケンカなんて……。
263:ん? ケンカ?
264:そういえば前にもこんなことが……。
265:10
266:もしかして今回も演技じゃ……。
267:そう、もし2人が本気だったとしたら、先輩
268:たちが黙って見てるだけってことはないと思
269:うし……。
270:目立たないようにおとなしくしてるなら、むし
271:ろ止めに入らなきゃいけないんじゃ……。
272:…………。
273:考えれば考えるほど、つじつまの合わないこと
274:だらけだ……。
275:ため息をついて、本棚に寄りかかると――。
276:女子生徒1
Female Student 1
277:「聞きました? 光君と馨君のケンカ」
278:女子生徒2
Female Student 2
279:「わたくし、見てましたわよ。環様がいらっ
280:しゃったのに、仲裁(ちゅうさい)されませ
281:んでしたわ」
282:女子生徒1
Female Student 1
283:「……まあ」
284:本棚の向こう側から、ウワサ話が聞こえてき
285:た……。
286:男子生徒1
Male Student 1
287:「銛之塚先輩も黙って見てたしさ、変だと思っ
288:てオレ、ちょっと情報集めてみたんだけど」
289:男子生徒2
Male Student 2
290:「へえ、おもしろそうな話じゃん」
291:男子生徒1
Male Student 1
292:「おもしろいってゆーかさ、衝撃かもよ。補導
293:されたっていう例の不祥事、【やらせ】かもし
294:れないぜ」
295:#Scale[1.4]『やらせ!?』
296:男子生徒2
Male Student 2
297:「不祥事って言うと、ホスト部がからんでるっ
298:ていう、駆け落ち騒動だよな?」
299:男子生徒1
Male Student 1
300:「いや、そもそもからんでないじゃん。須王家
301:が気に入らない連中が騒ぎ立ててんだろ。ほら、
302:須王先輩って理事長の息子だし?」
303:switch
304:女子生徒1
Female Student 1
305:「そのお話が本当だとしたら……」
306:男子生徒1
Male Student 1
307:「何でホスト部、ケンカなんかしてんのって感
308:じだよなあ」
309:男子生徒2
Male Student 2
310:「実は、もともと仲悪かったりして」
311:女子生徒2
Female Student 2
312:「そんなことありませんわ!」
313:男子生徒1
Male Student 1
314:「でもさ、部員自体がもめてるじゃん。それ
315:考えるとホスト部って、もうダメなんじゃな
316:いの?」
317:…………。
318:……そんなことない。ダメになんてならない。
319:でも……、図書室に来て良かった。
320:『須王家のことが気に入らない連中が騒ぎ立て
321:てる』って話は――、本当なのかもしれない。
322:……やっぱり何かあるんだ。
323:もしかしたら、今が動き始めるときなのかもし
324:れない。
325:そんなことを考えながら、そっと本棚から離れ
326:て図書室を出た。
327:f3-2-119
328:switch
329:sure5
330:f3-2-120
331:switch
332:sure6
333:switch
334:sure7
335:switch
336:bg24_b
337:校舎を出ると、もう夕方になっていた。
338:ホスト部で過ごさなくても、時間は過ぎていく
339:んだよね……。
340:当たり前のことを考えながら、ふと校門へ目を
341:向けると――、レオさんの姿があった。
342:環先輩に何か用でもあるのかな?
343:とりあえず、声をかけてみよう。
344:ハルヒ
Haruhi
345:「レオさん、こんにちは」
346:leo_a
347:leo_a
348:leo_a
349:レオ
Leo
350:「あっ、ハルヒくん!」
351:声をかけると――。
352:leo_a
353:ev7070
354:いきなり肩をつかまれた。
355:ハルヒ
Haruhi
356:「え!? な、何ですか?」
357:レオ
Leo
358:「環がどこにいるか知らない?」
359:ハルヒ
Haruhi
360:「すみません、今はホスト部が活動停止中
361:で――」
362:レオ
Leo
363:「それじゃあ、王や由綱は来てなかった!?」
364:ハルヒ
Haruhi
365:「自分は、お会いしてませんけど……。あの、
366:何か?」
367:いつもはもう少しおっとりしているというか、
368:優しい感じがする人なのに……。
369:今日のレオさんには、そんな余裕がどこにも感
370:じられない。
371:レオ
Leo
372:「――いや、大丈夫。何でもない」
373:bg24_b
374:leo_a
375:leo_a
376:leo_a
377:レオ
Leo
378:「ちょっと環に会いたかっただけだから。それ
379:じゃあ」
380:leo_a
381:そう言うと、レオさんは背を向けて走っていっ
382:た。
383:…………。
384:switch
385:環先輩に会いたいだけなら、どうして王さんや
386:豪徳寺さんのことを聞いてくるんだろう……。
387:……気になることばっかり、増えていくなあ。
388:…………。
389:ここで考えていてもしかたないし、帰ろう……。
390:switch
391:sure8
392:switch
393:bg09_b
394:廊下に出ると、もう夕方になっていた。
395:ホスト部で過ごさなくても、時間は過ぎていく
396:んだよね……。
397:……あれ?
398:あの人は……。
399:廊下の向こうからゆっくり歩いてくる王さんの
400:姿が見えた。
401:ハルヒ
Haruhi
402:「……こんにちは」
403:ev7080
404:王
Wan
405:「こんにちは、藤岡くん」
406:優しい口調だけど、どこか冷たい感じがする。
407:王
Wan
408:「ずいぶんと早いお帰りですね。ホスト部はど
409:うされたのですか?」
410:ハルヒ
Haruhi
411:「いろいろあって……。今は活動停止中です」
412:王
Wan
413:「……そんなことに。それは災難でしたね」
414:王
Wan
415:「しかし、残念です。ホスト部運営について、
416:お話を聞かせていただきたかったのですが……」
417:ハルヒ
Haruhi
418:「すみません、せっかく来ていただいたのに」
419:王
Wan
420:「いえ、アポイントメントもなく伺った私の不
421:手際です」
422:王
Wan
423:「……今日は、先生がたにごあいさつをして戻
424:ることにしましょう」
425:bg09_b
426:それではと言って、王さんは歩いていった。
427:…………。
428:見送ったあとで、気づいた。
429:どうして、レオさんや豪徳寺さんと一緒じゃな
430:かったんだろう……。
431:……気になることばっかり、増えていくなあ。
432:…………。
433:switch
434:ここで考えていてもしかたないし、帰ろう……。
435:switch
436:sure8
437:switch
438:f5-3-104
439:bg23_b
440:図書室から出ると、もう夕方になっていた。
441:早く帰らなくちゃ……。
442:――あれ?
443:誰かを待っているのか、腕を組んで立っている
444:豪徳寺さんがいた。
445:……悪い人じゃないと思うけど、なんだか少し
446:苦手なんだよね。
447:話すこともないし、あいさつだけでいいかな。
448:ハルヒ
Haruhi
449:「……こんにちは」
450:軽く礼をして、そのまま歩いていこうとする
451:と――。
452:ev7090
453:豪徳寺
Gotokuji
454:「藤岡ハルヒ」
455:お腹にひびくような声で呼ばれ、びくっとして
456:足が止まる。
457:豪徳寺
Gotokuji
458:「ふり向くな。そのまま聞け」
459:…………。
460:豪徳寺
Gotokuji
461:「ホスト部は、活動停止しているな……」
462:ハルヒ
Haruhi
463:「……どうしてそれを?」
464:豪徳寺
Gotokuji
465:「すぐに退部届を出せ。そしてホスト部と関係
466:を切れ」
467:ハルヒ
Haruhi
468:「理由を……、聞かせてください」
469:豪徳寺
Gotokuji
470:「……話はそれだけだ」
471:bg23_b
472:それだけ言うと、豪徳寺さんが去っていく足音
473:がした……。
474:……気になることばっかり、増えていくなあ。
475:…………。
476:switch
477:ここで考えていてもしかたないし、帰ろう……。
478:switch
479:sure8
480:switch
481:bg43_c
482:……。
483:今日は、おかしなことばかりの1日だったなあ。
484:光と馨のケンカに始まって――。それを見てる
485:だけの先輩たち。
486:放課後には、意外な人に声をかけられたし――。
487:『何かがおかしい』のはわかるけど、説明する
488:ことができない。
489:…………。
490:こうやって考えてても何も始まらないし、明日
491:からは、自分も行動してみよう。
492:それがいいことか、悪いことかはわからないけ
493:ど、何もしないよりはずっといい。
494:パソコンを確認したら、明日のために寝よう。
495:グラフキャラ
496:グラフ経過
497:きっと明日は、長い1日になる……。
498:switch
499:sure9
500:switch
501:switch