0:switch
1:bg52
2:bg29_a
3:放課後になると、あれだけ大騒ぎした事件だっ
4:たにも関わらず、すっかりおさまっていた。
5:真相記事が掲載された桜スポも、飛ぶように売
6:れているらしい。
7:ハルヒ
Haruhi
8:「これでもう安心ですね」
9:takashi_a
10:takashi_a
11:takashi_a
12:mitukuni_a
13:mitukuni_a
14:mitukuni_a
15:崇
Takashi
16:「……解決だな」
17:mitukuni_a
18:hani1
19:光邦
Mitsukuni
20:「良かったね、タマちゃん」
21:takashi_a
22:mitukuni_a
23:tamaki_a
24:tamaki_a
25:tamaki_a
26:環
Tamaki
27:「先輩たちには、いろいろご心配をおかけしま
28:した」
29:tamaki_a
30:hikaru_a
31:hikaru_a
32:hikaru_a
33:kaoru_a
34:kaoru_a
35:kaoru_a
36:bou_r
37:bou_l
38:光&馨
Hikaru and Kaoru
39:「僕たちも頑張ったもんねー」
40:hikaru_a
41:kaoru_a
42:b-tamaki_a3
43:b-tamaki_a3
44:b-tamaki_a3
45:環
Tamaki
46:「やはり、ホスト部の危機は家族で救うものだ
47:な、ハルヒ」
48:ハルヒ
Haruhi
49:「そうですね。自分は最初、仲間はずれでした
50:けど」
51:b-tamaki_a3
52:環
Tamaki
53:「ぐ、くっ――、それは、その、お父さんはだ
54:な――」
55:ガチャ。
56:b-tamaki_a3
57:環先輩がよくわからない言い訳を始めたとき、
58:不意に扉が開いた。
59:お客さんかな、と思ったら――。
60:leo_a
61:leo_a
62:leo_a
63:環
Tamaki
64:「……レオ」
65:leo_a
66:ron_a
67:ron_a
68:ron_a
69:yoshituna_a
70:yoshituna_a
71:yoshituna_a
72:部室に入ってきたのは、レオさんだった。その
73:後ろに、豪徳寺さんと王さんが続く。
74:…………。
75:少しだけ重い空気が流れる。
76:昨日、いろいろと調べた結果――。
77:今回の騒動は、王さんが黒幕だった。
78:switch
79:豪徳寺さんは、王さんにいろいろと手を回され、
80:しかたなく王さんに従っていた。
81:その豪徳寺さんの本心は、モリ先輩たちと手合
82:わせをしたい、という意識もあったみたいだけ
83:ど……。
84:ron_a
85:yoshituna_a
86:hikaru_a
87:hikaru_a
88:hikaru_a
89:kaoru_a
90:kaoru_a
91:kaoru_a
92:光&馨
Hikaru and Kaoru
93:「ワルモノは帰れ!」
94:ハルヒ
Haruhi
95:「光! 馨!」
"Hikaru! Kaoru!"
96:hikaru_a
97:kaoru_a
98:leo_a
99:leo_a
100:leo_a
101:レオ
Leo
102:「いいんだ、ハルヒくん。2人の言っているこ
103:とは、事実なんだから」
104:ハルヒ
Haruhi
105:「……レオさん」
"Leo-san."
106:leo_a
107:レオ
Leo
108:「みなさんには、大変ご迷惑をおかけしまし
109:た……」
110:leo_a
111:hikaru_a
112:hikaru_a
113:hikaru_a
114:ikari
115:光
Hikaru
116:「あやまるのはレオさんじゃなくってー」
117:kaoru_a
118:kaoru_a
119:kaoru_a
120:ikari
121:馨
Kaoru
122:「後ろの2人なんじゃないの?」
123:hikaru_a
124:kaoru_a
125:leo_a
126:leo_a
127:leo_a
128:レオ
Leo
129:「……もちろん、2人もそのために来たんだよ。
130:ほら、王……。由綱も」
131:leo_a
132:ron_a
133:ron_a
134:ron_a
135:yoshituna_a
136:yoshituna_a
137:yoshituna_a
138:豪徳寺さんはいつもと変わらない様子で、王さ
139:んは視線をそらしたまま前に出てくる。
140:yoshituna_a
141:豪徳寺
Gotokuji
142:「申し訳ない……」
143:王
Wan
144:#Scale[0.8]「……申し訳ありませんでした」
145:光&馨
Hikaru and Kaoru
146:「何それ? 感じわるーい」
147:yoshituna_a
148:ron_a
149:ron_a
150:王
Wan
151:「……申し訳ありませんでした」
152:光&馨
Hikaru and Kaoru
153:「えー、よく聞こえなーい」
154:switch
155:ron_a
156:王
Wan
157:#Pos[0,20]#Scale[1.2] 「申し訳ありませんでしたっ」
158:ron_a
159:leo_a
160:leo_a
161:leo_a
162:レオ
Leo
163:「どんなことでもするから……、2人のことを
164:許してくれないかな」
165:leo_a
166:kyouya_a
167:kyouya_a
168:kyouya_a
169:鏡夜
Kyoya
170:「それは、絢爛ホスト部部長としてかな?」
171:leo_a
172:レオ
Leo
173:「……半分くらいはね。でも、王と由綱は部員
174:である前に、ボクの大切な友だちだから」
175:leo_a
176:レオ
Leo
177:「2人はボクのことを、友だちだと思っていな
178:いかもしれないけど……」
179:leo_a
180:レオ
Leo
181:「できる限りのことはさせて欲しいんだ」
182:kyouya_a
183:leo_a
184:yoshituna_a
185:yoshituna_a
186:yoshituna_a
187:ron_a
188:ron_a
189:ron_a
190:豪徳寺
Gotokuji
191:「…………」
"..........."
192:王
Wan
193:「…………」
".............."
194:ron_a
195:yoshituna_a
196:kyouya_a
197:kyouya_a
198:kyouya_a
199:tamaki_a
200:tamaki_a
201:tamaki_a
202:鏡夜
Kyoya
203:「なるほど……。どうする、環?」
204:tamaki_a
205:環
Tamaki
206:「…………」
207:kyouya_a
208:鏡夜
Kyoya
209:「交換条件をつけるぞ?」
210:tamaki_a
211:環
Tamaki
212:「鏡夜……」
"Kyoya......"
213:kyouya_a
214:鏡夜
Kyoya
215:「今回の件で受けた【多大な損害】は、絢爛ホ
216:スト部との合同パーティーで返していただこう
217:か」
218:kyouya_a
219:鏡夜
Kyoya
220:「みんなもいいな?」
221:tamaki_a
222:kyouya_a
223:hikaru_a
224:hikaru_a
225:hikaru_a
226:kaoru_a
227:kaoru_a
228:kaoru_a
229:光&馨
Hikaru and Kaoru
230:「鏡夜先輩がそう言うなら」
231:hikaru_a
232:kaoru_a
233:mitukuni_a
234:mitukuni_a
235:mitukuni_a
236:takashi_a
237:takashi_a
238:takashi_a
239:hani1
240:光邦
Mitsukuni
241:「いいよ~」
242:takashi_a
243:崇
Takashi
244:「ああ、問題ない」
245:switch
246:mitukuni_a
247:takashi_a
248:ハルヒ
Haruhi
249:「自分も大丈夫です」
250:合同パーティーなんて面倒だなあと思ったけど、
251:さすがに言えない……。
252:tamaki_a
253:tamaki_a
254:tamaki_a
255:leo_a
256:leo_a
257:leo_a
258:環
Tamaki
259:「良かったな、レオ!」
260:レオ
Leo
261:「環……。みなさんも、本当にありがとうござ
262:います! 王、由綱! もどって準備だよ」
263:leo_a
264:tamaki_a
265:yoshituna_a
266:yoshituna_a
267:yoshituna_a
268:ron_a
269:ron_a
270:ron_a
271:豪徳寺
Gotokuji
272:「……ああ、わかった」
273:ron_a
274:王
Wan
275:「しかたないですね……」
276:ron_a
277:yoshituna_a
278:kyouya_a
279:kyouya_a
280:kyouya_a
281:leo_a
282:leo_a
283:leo_a
284:レオ
Leo
285:「それじゃあみなさん、ボクたちはこれで――」
286:鏡夜
Kyoya
287:「ああ、パーティーの件については、レオ君に
288:連絡すればいいのかな?」
289:leo_a
290:レオ
Leo
291:「そうですね。ボクが――」
292:kyouya_a
293:ron_a
294:ron_a
295:ron_a
296:王
Wan
297:「いえ、私が伺いましょう」
298:leo_a
299:レオ
Leo
300:「……王、やってくれるの?」
301:ron_a
302:王
Wan
303:「ええ。鳳君からは学ぶところも【たくさん】
304:ありますから」
305:ron_a
306:yoshituna_a
307:yoshituna_a
308:yoshituna_a
309:豪徳寺
Gotokuji
310:「会場の警備は、俺が仕切ろう……」
311:leo_a
312:レオ
Leo
313:「……ありがとう」
"......Thank you."
314:yoshituna_a
315:……なんだか少し、レオさんたちが桜蘭ホスト
316:部みたいになってきたみたいな気がする。
317:yoshituna_a
318:leo_a
319:レオ
Leo
320:「では、みなさん。これからもよろしくお願い
321:します。それじゃあまた――」
322:leo_a
323:環
Tamaki
324:「がんばれ、レオ……」
325:あわただしく帰っていくレオさんたちを見送っ
326:て、環先輩がつぶやく。
327:あれだけのことがあったのに、簡単に許してし
328:まうんだから……。こういうところって、すご
329:いなあと素直に思う。
330:switch
331:tamaki_a
332:tamaki_a
333:tamaki_a
334:環
Tamaki
335:「では、皆の衆――」
336:雰囲気を切り替えるように、環先輩は明るい声
337:を上げる。
338:tamaki_a
339:環
Tamaki
340:「来週から我が桜蘭ホスト部は、営業を再開
341:する!」
342:tamaki_a
343:hikaru_a
344:hikaru_a
345:hikaru_a
346:kaoru_a
347:kaoru_a
348:kaoru_a
349:bou_l
350:bou_r
351:光&馨
Hikaru and Kaoru
352:「やったね!」
353:hikaru_a
354:kaoru_a
355:mitukuni_a
356:mitukuni_a
357:mitukuni_a
358:takashi_a
359:takashi_a
360:takashi_a
361:hani1
362:光邦
Mitsukuni
363:「また、ケーキが食べられるね」
364:takashi_a
365:崇
Takashi
366:「そうだな」
367:ハルヒ
Haruhi
368:「良かったですね、ハニー先輩」
369:mitukuni_a
370:takashi_a
371:kyouya_a
372:kyouya_a
373:kyouya_a
374:鏡夜
Kyouya
375:「営業再開にあたって、合同パーティー以外に
376:も活動停止だった期間の損失を補うイベントを
377:考えなければな」
378:kyouya_a
379:mitukuni_a
380:mitukuni_a
381:mitukuni_a
382:takashi_a
383:takashi_a
384:takashi_a
385:光邦
Mitsukuni
386:「じゃあねえ、ケーキのお祭りは?」
387:崇
Takashi
388:「……劇」
389:mitukuni_a
390:takashi_a
391:hikaru_a
392:hikaru_a
393:hikaru_a
394:kaoru_a
395:kaoru_a
396:kaoru_a
397:光&馨
Hikaru and Kaoru
398:「ダメダメ、モリ先輩。ハルヒは大根だから」
399:ハルヒ
Haruhi
400:「…………悪かったね」
401:hikaru_a
402:kaoru_a
403:tamaki_a
404:tamaki_a
405:tamaki_a
406:環
Tamaki
407:「待て待て、皆の衆! ここは庶民祭りとい
408:こうではないか」
409:tamaki_a
410:hikaru_a
411:hikaru_a
412:hikaru_a
413:kaoru_a
414:kaoru_a
415:kaoru_a
416:bikkuri2_l
417:bikkuri2_r
418:光&馨
Hikaru and Kaoru
419:「えー。もー飽きたー」
420:switch
421:……できれば何もしないほうがいいんだけど。
422:hikaru_a
423:kaoru_a
424:b-kyouya_a2
425:b-kyouya_a2
426:b-kyouya_a2
427:鏡夜
Kyoya
428:「それなら、演奏会はどうだ」
429:b-kyouya_a2
430:b-tamaki_a1
431:b-tamaki_a1
432:b-tamaki_a1
433:hirameki_r
434:環
Tamaki
435:「――それだ!! 俺たちの演奏なら、姫たち
436:にも満足していただけるに違いない」
437:ハルヒ
Haruhi
438:「あのー、先輩たちは楽器を弾けるんですか?」
439:b-tamaki_a1
440:b-mitukuni_a2
441:b-mitukuni_a2
442:b-mitukuni_a2
443:光邦
Mitsukuni
444:「僕ね~、ハーモニカなら吹けるよ」
445:b-mitukuni_a2
446:b-kyouya_a1
447:b-kyouya_a1
448:b-kyouya_a1
449:鏡夜
Kyoya
450:「ヴァイオリンなら少しはな」
451:b-kyouya_a1
452:b-tamaki_a2
453:b-tamaki_a2
454:b-tamaki_a2
455:環
Tamaki
456:「俺はピアノだ」
457:b-tamaki_a2
458:b-hikaru_a2
459:b-hikaru_a2
460:b-hikaru_a2
461:b-kaoru_a1
462:b-kaoru_a1
463:b-kaoru_a1
464:光
Hikaru
465:「そっか、殿はピアノが弾けるんだった」
466:b-kaoru_a1
467:馨
Kaoru
468:「僕たちは何しようか」
469:b-hikaru_a2
470:b-kaoru_a1
471:b-tamaki_a1
472:b-tamaki_a1
473:b-tamaki_a1
474:環
Tamaki
475:「ボーカルには、ハルヒを推薦しよう!」
476:ハルヒ
Haruhi
477:「絶対にイヤです」
478:b-tamaki_a1
479:b-tamaki_a3
480:b-tamaki_a3
481:b-tamaki_a3
482:環
Tamaki
483:「大丈夫。お父さんとのデュエットだから」
484:ハルヒ
Haruhi
485:「よけいにイヤです」
486:im02
487:b-tamaki_a3
488:環
Tamaki
489:「そんな~、ハルヒ~」
490:bg29_a
491:b-tamaki_a3
492:再開が決まった途端に、いつもの調子に戻って
493:るし。
494:でも……、そんな雰囲気をとても心地いいと思
495:う。ホスト部が、すっかり自分の『居場所』に
496:なっているんだなあという気がする。
497:とはいえ、このままいると面倒だから少し離れ
498:ていよう。
499:万
500:switch
501:sure3
502:switch
503:sure2
504:switch
505:みんなの様子をぼんやり眺めていると、鏡夜先
506:輩もその輪を外れて自分のほうへ歩いてきた。
507:b-kyouya_a1
508:b-kyouya_a1
509:b-kyouya_a1
510:鏡夜
Kyoya
511:「やはり、1ヶ月で借金返済という設定はムリ
512:があったな」
513:ハルヒ
Haruhi
514:「そうですね……。まあ、地道に返していきま
515:す」
516:ホスト部はなくならないから、あわてる必要も
517:ないし。
518:b-kyouya_a1
519:鏡夜
Kyoya
520:「……そうか。これからも頼む」
521:b-kyouya_a1
522:そう言って、鏡夜先輩はにっこり笑う。
523:……なんだろう、あの笑顔を見ていると素直に
524:喜べない……。
525:b-kyouya_a1
526:b-kyouya_a3
527:b-kyouya_a3
528:b-kyouya_a3
529:鏡夜
Kyoya
530:「ハルヒがいなくなると、全体の利益回収に支
531:障がでるからな」
532:ハルヒ
Haruhi
533:「あははは……」
"Ahahaha......"
534:b-kyouya_a3
535:いちおう、頼りにしてくれてるってことでいい
536:んだよね……。
537:また、いつもと変わらない毎日が帰ってくる。
538:そう考えると――、ホスト部がなくならなくて
539:良かったと心から思う。
540:switch
541:sure4
542:switch
543:みんなの様子をぼんやり眺めていると、鏡夜先
544:輩もその輪を外れて自分のほうへ歩いてきた。
545:b-kyouya_a1
546:b-kyouya_a1
547:b-kyouya_a1
548:ハルヒ
Haruhi
549:「鏡夜先輩、どうかしましたか?」
550:b-kyouya_a1
551:鏡夜
Kyoya
552:「ハルヒ、借金返済完了だ」
"Haruhi,
553:ハルヒ
Haruhi
554:「え? ああ……、そういえば返済できたんで
555:すよね」
556:b-kyouya_a1
557:鏡夜
Kyoya
558:「ああ。おめでとう、と言いたいところだ
559:が――」
560:…………え?
561:b-kyouya_a1
562:b-kyouya_a3
563:b-kyouya_a3
564:b-kyouya_a3
565:鏡夜
Kyoya
566:「返済プログラムに、致命的なバグが見つかっ
567:てな」
568:バグって、確か問題とか不具合のことのはずだ
569:けど、まさか返済の計算が……。
570:鏡夜
Kyoya
571:「返済率が倍以上になっていたようだ」
572:…………。
573:ハルヒ
Haruhi
574:「えーっと、つまり……」
575:b-kyouya_a3
576:鏡夜
Kyoya
577:「借金はまだ半分以上、残っているということ
578:になる」
579:……あー、そうですか。そういうオチですか。
580:ハルヒ
Haruhi
581:「……800万円の借金が、たった1ヶ月くら
582:いで返せるわけないんですよねえ」
583:b-kyouya_a3
584:b-kyouya_a2
585:b-kyouya_a2
586:b-kyouya_a2
587:鏡夜
Kyoya
588:「まあ、そういうことになるな」
589:そう言いながら、鏡夜先輩はポケットから封筒
590:を取り出す。
591:ハルヒ
Haruhi
592:「何ですか、それ?」
593:b-kyouya_a2
594:鏡夜
Kyoya
595:「特別会員限定プレゼントだ」
596:手渡された封筒には、こまかい模様があってす
597:ごく高そうに見える。
598:switch
599:ハルヒ
Haruhi
600:「もしや、これが例の賞品ですか……」
601:b-kyouya_a2
602:鏡夜
Kyoya
603:「そうだが……。何か不満でも?」
604:ハルヒ
Haruhi
605:「い、いいえ! いただきます」
"N-no! Let's eat."
606:返すなんて失礼はできないから、あわてて受け
607:取る。……図書カードとか商品券だとうれしい
608:なあ。
609:ハルヒ
Haruhi
610:「あの……、あけてもいいですか?」
611:b-kyouya_a2
612:鏡夜
Kyoya
613:「ああ、遠慮する必要はない」
614:ハルヒ
Haruhi
615:「それじゃあ……」
616:b-kyouya_a2
617:と、封筒を開けてみると――。
618:ev1090
619:ev2090
620:ev3090
621:ev4090
622:ev5090
623:ev6090
624:……。
625:封筒に入っていた品物は、図書カードでも商品
626:券でもなかった。
627:ハルヒ
Haruhi
628:「これが特別会員限定プレゼントだったんです
629:ね……」
630:鏡夜
Kyoya
631:「そうだが、何か問題でも?」
632:ハルヒ
Haruhi
633:「いえ、別に……」
634:こんな写真をもらってうれしいなんて、理解不
635:能だけど……。ちょっとした記念にはなるかも
636:しれない。
637:bg29_a
638:ハルヒ
Haruhi
639:「ありがとうございます」
640:お礼を言って、そっとポケットに入れる。
641:b-kyouya_a3
642:b-kyouya_a3
643:b-kyouya_a3
644:鏡夜
Kyoya
645:「……図書カードや商品券じゃなくて残念だっ
646:たな」
647:b-kyouya_a3
648:ま、また読まれてる……。考えてることが顔に
649:出やすいのかなあ。
650:switch
651:bg34_a
652:借金完済は夢だったけど……、なんだか少しホッ
653:としてる。
654:ホスト部に入部させられたときは【悪夢】だと
655:思っていたのに――。今はここにいることを、
656:楽しいと思ってる。
657:それで、いいんだよね。
658:switch
659:sure4
660:switch
661:鏡夜先輩との話が終わると同時に、環先輩が笑
662:顔で駆け寄ってくる。
663:b-tamaki_a3
664:b-tamaki_a3
665:b-tamaki_a3
666:環
Tamaki
667:「ハ~ルヒ~、童謡をデュエットしよう!」
"Ha~ruhi~,
668:ハルヒ
Haruhi
669:「何度でも言いますけど、自分は絶対に歌いま
670:せんからね」
671:b-tamaki_a3
672:heart_r
673:環
Tamaki
674:「お父さんがちゃーんと教えてあげるから、
675:ね?」
676:ハルヒ
Haruhi
677:「結構です」
678:b-tamaki_a3
679:b-kyouya_a2
680:b-kyouya_a2
681:b-kyouya_a2
682:鏡夜
Kyoya
683:「吹き替えにするという手もあるぞ、環」
684:ハルヒ
Haruhi
685:「あのー、それなら自分じゃなくても――」
686:b-kyouya_a2
687:b-tamaki_a1
688:b-tamaki_a1
689:b-tamaki_a1
690:環
Tamaki
691:「なるほど! そんな方法も……」
692:b-tamaki_a1
693:……自分は吹き替えでもいいんだけど、そうし
694:たらデュエットにならないと思うんだけどなあ。
695:別にいいけど。
696:hikaru_a
697:hikaru_a
698:hikaru_a
699:kaoru_a
700:kaoru_a
701:kaoru_a
702:光
Hikaru
703:「馨、僕たちはどうする?」
"Kaoru,
704:kaoru_a
705:馨
Kaoru
706:「そうだねえ……。光がギターで、僕がベース
707:を弾くのはどう?」
708:hikaru_a
709:bou_r
710:光
Hikaru
711:「あ、それいいかも」
712:hikaru_a
713:kaoru_a
714:mitukuni_a
715:mitukuni_a
716:mitukuni_a
717:takashi_a
718:takashi_a
719:takashi_a
720:光邦
Mitsukuni
721:「僕ねえ、崇はドラムがいいと思うなあ。剣道
722:部だもんね」
723:takashi_a
724:崇
Takashi
725:「……いや、それは……」
726:ハルヒ
Haruhi
727:「ハニー先輩……。ドラムと剣道だと、さすが
"Honey-senpai......
728:にムリがありますよ」
729:mitukuni_a
730:光邦
Mitsukuni
731:「え~、そうかなあ」
732:takashi_a
733:崇
Takashi
734:「剣道は、竹刀1本しか使わない」
735:たぶん、数の問題じゃないと思う……。
736:mitukuni_a
737:hani1
738:光邦
Mitsukuni
739:「あ、そっかあ。うん、そうだよねえ」
740:switch
741:そんな説明で納得しちゃうんだ……。
742:mitukuni_a
743:takashi_a
744:b-tamaki_a3
745:b-tamaki_a3
746:b-tamaki_a3
747:環
Tamaki
748:「よし! 次のイベントは【ホスト部再開記念!
749:うきどきライブ大作戦】だ!!」
750:いつのまにか、演奏会がバンドのライブみたい
751:になってるんだけど……。
752:b-tamaki_a3
753:b-kyouya_a1
754:b-kyouya_a1
755:b-kyouya_a1
756:鏡夜
Kyoya
757:「そうなると、機材や場所の手配が必要だな。
758:東都ドーム程度なら押さえられるだろう」
759:東都ドームを貸し切りなんて、どこかの大企業
760:みたいなんですけど。やっぱり、こういう金銭
761:感覚にはついていけない。
762:ハルヒ
Haruhi
763:「……鏡夜先輩、本気ですか?」
764:b-kyouya_a1
765:鏡夜
Kyoya
766:「部長がやるというなら従うまでだ。それにこ
767:の企画なら……、期待できる」
768:鏡夜先輩のなかでは、もう売り上げの計算が始
769:まっているみたいだ。
770:CDとかいろいろ販売するつもりなのかもし
771:れない。それに特典映像とかポスターとかつ
772:けて……。
773:b-kyouya_a1
774:b-kyouya_a2
775:b-kyouya_a2
776:b-kyouya_a2
777:鏡夜
Kyoya
778:「しかし、普通に演奏しても意外性がないな。
779:世界最古の電子楽器を取り入れてみるか……」
780:つぶやきながら、楽しそうに携帯電話を取り出
781:した。
782:ハルヒ
Haruhi
783:「ぷっ……、ふふ……」
784:b-kyouya_a2
785:鏡夜
Kyoya
786:「笑うところか?」
787:ハルヒ
Haruhi
788:「なんだか環先輩みたいで……」
789:b-kyouya_a2
790:鏡夜
Kyoya
791:「それはつまり、俺があのバカと同類だという
792:ことか?」
793:ハルヒ
Haruhi
794:「……いいえ。ただ、こうしてみんなといるこ
795:とが、楽しいんですよね」
796:b-kyouya_a2
797:b-kyouya_a3
798:b-kyouya_a3
799:b-kyouya_a3
800:鏡夜
Kyoya
801:「ま、そういうことにしておいてやろう」
802:b-kyouya_a3
803:……鏡夜先輩だけじゃない。光も馨もハニー先
804:輩もモリ先輩も、この場所にいられることが楽
805:しいんだよね。
806:みんながみんならしい笑顔でいられる場所。そ
807:れがホスト部なのかもしれない。
808:ここは、それぞれの個性がそのまま出せるとこ
809:ろだから。
810:switch
811:信頼してるなんて誰も言わないけど、ちゃんと
812:絆はつながっている。
813:とんでもないことに巻き込まれることはあるけ
814:ど……。
815:みんなと過ごしているこの時間は、とても大切
816:だと思える。
817:だから自分はホスト部にいられることを――。
818:しあわせだと思う。
819:bg53
820:ev7101
821:環
Tamaki
822:「ハルヒ! バンドの名前は【ハルヒとゆかい
"Haruhi!
823:な仲間たち】でどうだろうか?」
824:ハルヒ
Haruhi
825:「……自分の名前は使わないでください」
826:ev7102
827:光&馨
Hikaru and Kaoru
828:「それじゃあ、ツインスターズは?」
829:環
Tamaki
830:「待て待て! おまえたちだけのバンドじゃな
831:いんだぞ」
832:ev7103
833:鏡夜
Kyoya
834:「ふむ……、命名権をオークションにかけると
835:いう手もあるな」
836:ev7104
837:光邦
Mitsukuni
838:「はーい! 僕、うさちゃんとケーキがいいな」
839:ev7100
840:崇
Takashi
841:「光邦、それはバンドの名前じゃない」
"Mitsukuni,
842:環
Tamaki
843:「ええいこのままでは何も決まらん! ここは
844:ひとつ、勝負といこうではないか!!」
845:光
Hikaru
846:「ふーん、おもしろそうだからやってもいいけ
847:ど、どんなゲームにするの?」
848:馨
Kaoru
849:「つまんないゲームだったら、殿の負けね」
850:……また何か始まるんだ。
851:とりあえず、巻き込まれないように離れていた
852:ほうがよさそうかな。
853:bg29_a
854:……。
...........
855:switch
856:そう思ってこっそり離れようとすると――。
857:環
Tamaki
858:「――しかたない、ハルヒ」
859:tamaki_a
860:tamaki_a
861:tamaki_a
862:ハルヒ
Haruhi
863:「え?」
"Eh?"
864:tamaki_a
865:環
Tamaki
866:「話し合いの結果、ハルヒを、心から笑わせた
867:者が勝ちということになってしまってな……。
868:すまないが、協力を頼む」
869:ハルヒ
Haruhi
870:「……お断りします」
871:tamaki_a
872:hikaru_a
873:hikaru_a
874:hikaru_a
875:kaoru_a
876:kaoru_a
877:kaoru_a
878:光&馨
Hikaru and Kaoru
879:「ほら、やっぱダメじゃん。殿の負け」
880:hikaru_a
881:kaoru_a
882:tamaki_a
883:tamaki_a
884:tamaki_a
885:kyouya_a
886:kyouya_a
887:kyouya_a
888:環
Tamaki
889:「母さん! 子どもたちが反抗期だようっ!」
890:kyouya_a
891:鏡夜
Kyoya
892:「…………知るか」
893:tamaki_a
894:kyouya_a
895:mitukuni_a
896:mitukuni_a
897:mitukuni_a
898:takashi_a
899:takashi_a
900:takashi_a
901:光邦
Mitsukuni
902:「みんな楽しそうだね」
903:takashi_a
904:崇
Takashi
905:「ああ……、そうだな」
906:mitukuni_a
907:takashi_a
908:……ふふ。
909:巻き込まれるのは面倒だけど、ここにいると退
910:屈はしないし楽しい気持ちになれる。
911:ガチャ。
912:sayuri_a
913:sayuri_a
914:sayuri_a
915:小百合
Sayuri
916:「あ、やっぱり開いてるわ……」
917:sayuri_a
918:小百合
Sayuri
919:「倉賀野さん、桜塚さんも……、ほら」
920:sayuri_a
921:momoka_a
922:momoka_a
923:momoka_a
924:kimiko_a
925:kimiko_a
926:kimiko_a
927:自分たちの様子を見に来たらしく、小百合たち
928:が入ってくる。
929:momoka_a
930:kimiko_a
931:hikaru_a
932:hikaru_a
933:hikaru_a
934:kaoru_a
935:kaoru_a
936:kaoru_a
937:馨
Kaoru
938:「あれ? お客さんみたいだよ」
939:hikaru_a
940:光
Hikaru
941:「再開は来週からじゃないの?」
942:switch
943:hikaru_a
944:kaoru_a
945:tamaki_a
946:tamaki_a
947:tamaki_a
948:環
Tamaki
949:「何を言っている。さあ、お迎えだ!」
950:tamaki_a
951:sp01
952:みんな
Everyone
953:「いらっしゃいませ」
954:今日もホスト部は――。
955:心よりお客様のお越しをお待ちしています。
956:環
Tamaki
957:f2-6-12
958:f3-6-16
959:f4-6-11
960:f5-4-11
961:switch
962:sure5
963:鏡夜
Kyouya
964:f2-6-15
965:f3-6-23
966:f4-6-21
967:f5-4-22
968:switch
969:sure6
970:光
Hikaru
971:f2-6-32
972:f3-6-36
973:f4-6-31
974:f5-4-31
975:switch
976:sure8
977:馨
Kaoru
978:f2-6-35
979:f3-6-36
980:f4-6-41
981:f5-4-42
982:switch
983:sure9
984:光邦
Mitsukuni
985:f2-6-53
986:f3-6-56
987:f4-6-51
988:f5-4-51
989:switch
990:sure10
991:崇
Takashi
992:f2-6-55
993:f3-6-60
994:f4-6-61
995:f5-4-62
996:switch
997:sure11
998:switch
999:sure7
1000:switch
1001:bg52
1002:switch
1003:bg52
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1007:ed_normal
1008:switch
1009:bg52
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1011:bg52
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1013:bg52
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1017:switch