0:ev2100
1:着替え終わって更衣室を出ると――、大福帳を

2:手にした鏡夜先輩が立っていた。

3:ev2100b
4:鏡夜
Kyouya
5:「ほう……」

6:ev2100
7:ハルヒ
Haruhi
8:「どこか変ですか?」

9:ev2100b
10:鏡夜
Kyouya
11:「いや、いいんじゃないか」

12:ev2100
13:ハルヒ
Haruhi
14:「え? あの……、ありがとうございます」

15:ev2100b
16:鏡夜先輩のことだから、『馬子にも衣装だな』

17:とか言われると思ったのに……。ほめられるな

18:んて思わなかった。

19:kira
20:鏡夜
Kyouya
21:「これなら今後は、着物のレンタル代やその他

22:の経費を上乗せしても大丈夫だろう」

23:yama_r
24:ハルヒ
Haruhi
25:#Pos[0,20]#Scale[1.4]    「えーっ!!」

26:鏡夜
Kyouya
27:「何を驚くことがある? 今まで請求していな

28:いことを、感謝して欲しいところだが」

29:…………。

30:uneune_r
31:ハルヒ
Haruhi
32:「ソウデスネ、アリガトウゴザイマス」

33:鏡夜
Kyouya
34:「これからは、しっかり稼いでもらうぞ」

35:ハルヒ
Haruhi
36:「でも鏡夜先輩、それだと借金を返せるのがい

37:つになるのか分かりませんよ?」

38:鏡夜
Kyouya
39:「それは好都合だ。おまえを辞めさせる気はな

40:いからな」

41:……え? それって……?

42:鏡夜
Kyouya
43:「説明が必要か?」

44:……。

45:理由はホスト部の集客率が下がる、とかそうい

46:うことだろうけど、そのまま答えるのはなんか
47:イヤだし……。

48:……そうだ。

49:ev2100
50:ハルヒ
Haruhi
51:「自分がいなくなると、寂しくなるからです

52:ね?」

53:ev2100b
54:鏡夜
Kyouya
55:「……なかなか興味深い解釈だな」

56:……あれ? つまらないことを言うなって笑わ

57:れるかと思ったのに……。

58:ev2100
59:鏡夜
Kyouya
60:「さて、ムダ話はここまでだ。ハルヒは帯を少

61:し直してから来てくれ」

62:ハルヒ
Haruhi
63:「え、あ、はい」