0:bg33_a
1:鏡夜と猫澤先輩の 熱き戦い
Kyoya and Nekozawa-Senpai's Fiery Confrontation
2:鏡夜
Kyoya
3:tamaki_a
4:tamaki_a
5:tamaki_a
6:環
Tamaki
7:「おしまいだ、俺はおしまいなのだー!!」
"It's a complete disaster! I'm doomed!!"
8:いつものように部室を訪れると、頭を抱えてのた打ち回っている環先輩がいた。
So here we are at the club room. As usual, Tamaki-Senpai is making a huge fuss over something.
9:ある意味おかしくない光景ではあるけれど……。
It's not much fun for me, knowing I'll need to go calm him down again...
10:環
Tamaki
11:「俺が誤ってベルゼネフの端っこを踏んでしまった事態以上に愚かしいことをしてしまったのか、俺はー!!」
"I can't believe how foolish I have been. I wasn't even looking where I was going and stepped on Beelzenef. I'm going to be cursed!!"
12:tamaki_a
13:ハルヒ
Haruhi
14:「……あまり聞きたくはないんですが、環先輩どうしたんですか?」
"...Although, I don't really want to hear all this I'm sure; Tamaki-Senpai, what's the matter?'"
15:ハルヒ
Haruhi
16:「いつも以上にエキセントリックな気がするんですけど……」
"I feel all I'm ever doing is talking to an eccentric when it comes to conversations with you..."
17:うああああなんて奇怪な声を上げている環先輩を全くスルーして、帳簿整理に励んでいる鏡夜先輩に話しかける。
All I ever am trying to do is pay my debt off. Why does it always have to be so strange around here.
18:この状況でよく集中出来ますね……と感心を通り越して呆れを感じてしまう。
I'd be amazed and a lot happier if everything was just normal and I could focus on the task at hand.
19:kyouya_a
20:kyouya_a
21:kyouya_a
22:鏡夜
Kyoya
23:「ん? ああ、あれはいつもの病気だ」
"Hmm? Oh, it's the usual panic I think."
24:kyouya_a
25:tamaki_a
26:tamaki_a
27:tamaki_a
28:環
Tamaki
29:「鏡夜ー! いつもの病気とはなんだ! 俺はいつでも華麗に接客をしているホスト部のキングなのだぞー!」
"Kyoya! The 'usual panic'! I am still the King of the Host Club and should be treated with splendour by you all at all times!"
30:ハルヒ
Haruhi
31:「ああ、いつもと同じく頭がおかしいと。でもおかしさが行き過ぎだと思うんですよね」
"Ahh, I think this is going a bit far. You always seem to have strange ideas and are funny in the head."
32:kyouya_a
33:tamaki_a
34:環
Tamaki
35:「ハルヒー! いつもと同じく頭がおかしいって俺がバカみたいではないか!」
"Haruhi! I"m not stupid nor do I have any funny with my head!"
36:ハルヒ
Haruhi
37:(寸分違わずそうなんですけど……)
(Well that's exactly what you're like...)
38:bikkuri2_l
39:環
Tamaki
40:「!!? 今なにやらよくないことを言われたような……はっ、これももしや呪い!?」
"!!? Well I was told I'm stupid and funny just now... Maybe this is all part of the curse too?"
41:またうああああと頭を抱えてのた打ち回る環先輩。
42:tamaki_a
43:ハルヒ
Haruhi
44:「……やっぱり何かあったんですよね。ベルゼネフとか言ってましたし、猫澤先輩絡みですか?」
45:メガネのブリッジをあげて、しかたがなさそうに肩を竦める。
Kyoya pushes his glasses up to the bridge of his nose and shrugs.
46:kyouya_a
47:kyouya_a
48:kyouya_a
49:鏡夜
Kyoya
50:「ご名答。猫澤先輩との出会い頭によくない予言とやらを言われたらしくてな、それからずーっとあんな感じだ」
51:ハルヒ
Haruhi
52:「うわあ……ずっとですか」
"wow...you are unbelievable."
53:kyouya_a
54:鏡夜
Kyoya
55:「ああ。不本意ながらその予言とやらを聞いたが、あまりに常識の枠を超えていたのでな。馬鹿馬鹿しいと一笑しておいたよ」
"Oh. I heard the alleged prophecy in full from Tamaki. I was rather reluctant to listening to the whole story, seeing as it was far beyond any common sense. All I could do was laugh at his odd behaviour."
56:kyouya_a
57:tamaki_a
58:tamaki_a
59:tamaki_a
60:環
Tamaki
61:「鏡夜は猫澤先輩の恐ろしさがわかっていないのだ! そうだ! ハルヒならばわかってくれるよな!!」
"Kyoya does not know the full horrors of Nekozawa-Senpai's cat! I know them! Haruhi, you must know them too!!"
62:ハルヒ
Haruhi
63:「あまりわかりたくないです」
"I don't want to know too much."
64:ハルヒ
Haruhi
65:「……ですが内容次第で考えます」
"...You may want to change parts if you're telling me about it."
66:tamaki_a
67:環
Tamaki
68:「おおお! さすがわが娘!! 実はだな、猫澤先輩がかつてないほど絶好調らしいのだ!」
"Oh! My lovely daughter!! Apparently, I am most at risk at Nekozawa-Senpai's cat!"
69:ハルヒ
Haruhi
70:「はあ……」
"Sigh...."
71:tamaki_a
72:nekozawa_a
73:nekozawa_a
74:nekozawa_a
75:猫澤
Nekozawa
76:「そ、そこから先は私がご説明いたしましょう~」
"Now then, let me explain from where we left off earlier."
77:ハルヒ
Haruhi
78:「!!? い、いつの間に隣にいたんですか」
"!!? I didn't even hear the door to your room open."
79:猫澤
Nekozawa
80:「そこの影で出番をこっそりと窺っていたのですよ~」
"I was secretly waiting in the shadows biding my time."
81:そこ、と指差された場所は扉の隙間で……。
He pointed over to the small gap between the doors...
82:ハルヒ
Haruhi
83:「別にそんな所で待機してなくても良かったと思うんですけど……」
"Well, I don't see how it was good for you to wait hiding behind the door...."
84:nekozawa_a
85:猫澤
Nekozawa
86:「いえ、あそこはほど良く暗くて落ち着くんですよ」
"No, you don't understand how good the darkness is for me."
87:ハルヒ
Haruhi
88:「ああ、そうなんですか……」
"oh.. is that right.."
89:猫澤先輩は明るい所が苦手なんだよね、確か。
I guess it's normal for Nekozawa-Senpai to dislike bright places.
90:猫澤
Nekozawa
91:「先ほど須王くんがおっしゃっていたと思いますが、今日はかつてないほど絶好調なんです」
92:猫澤
Nekozawa
93:「あまりに身体に闇の力が溜まっておりましたので、誰が手近な者がいないかと探しておりましたらちょうど須王くんと会いまして」
94:猫澤
Nekozawa
95:「で、これは占って差し上げなければと思い須王くんを占ったのがかれこれ4時間ほど前でしょうか……」
96:nekozawa_a
97:tamaki_a
98:tamaki_a
99:tamaki_a
100:環
Tamaki
101:「そうなのだ! 丁重にお断りしたのだが、どうしてもと頼まれて占ってもらったのだが……これが凄いのだぞ!」
102:環
Tamaki
103:「俺の愛犬の名前と趣味を一発で当ててしまったのだ!! これは驚くべき才能だと思わないか? なのに鏡夜ときたら……」
104:tamaki_a
105:kyouya_a
106:kyouya_a
107:kyouya_a
108:鏡夜
Kyoya
109:「そんなもの簡単に解明できる話だから俺は取り合わなかっただけだ。犬の名前も趣味も調べれば一発でわかる」
110:鏡夜
Kyoya
111:「それにお前の駄菓子収集は部内のメンバー周知の事実であり」
112:鏡夜
Kyoya
113:「犬の名前もクラスで愛犬に対する惚気話を延々と聞かされなかった生徒がいないほどだ」
114:鏡夜
Kyoya
115:「それだけ有名な話を当てたところで占いは実現する! などと言われても信憑性に欠ける話だと思うがな」
116:kyouya_a
117:口を挟む隙がないほど理路整然とした物言いか、環先輩の言葉かのどちらが信用できると言えばもちろん前者……だよね。
118:tamaki_a
119:tamaki_a
120:tamaki_a
121:環
Tamaki
122:「ぬうっ。ならばハルヒはこのことについてどう思う? ここはおとーさんの言葉が正しいと思うだろう!?」
123:ハルヒ
Haruhi
124:「……自分は鏡夜先輩の方が信用出来ます」
125:tamaki_a
126:環
Tamaki
127:「い、いやいやいや。この話を聞けばハルヒも俺の言葉を信じるはずだ!! 先ほどの俺の趣味と愛犬の名前を当てただけでなく……」
128:tamaki_a
129:環
Tamaki
130:「猫澤先輩に俺は、2つの未来を予言されてしまった。そして、その内のひとつは既に現実のものとなっている……」
131:環
Tamaki
132:「部室までの廊下の曲がり角、俺は一人の男子生徒と衝突した。予言を聞いて、恐ろしく注意していたにも関わらずだ!」
133:tamaki_a
134:環
Tamaki
135:「更にもうひとつの予言によると、明日の野外授業で張り切った俺は、小石にけつまずいて前のめりになり、頭を強打するらしい!」
136:tamaki_a
137:環
Tamaki
138:「な? 恐ろしい話だろう?」
139:ハルヒ
Haruhi
140:「はあ……いっそ強打された方が良いような気もしますが」
141:tamaki_a
142:bikkuri2_l
143:環
Tamaki
144:「うわあああん!! おかーさん、ハルヒが冷たいよ~」
145:tamaki_a
146:kyouya_a
147:kyouya_a
148:kyouya_a
149:鏡夜
Kyoya
150:「……その話にしても、小石にけつまずいた所で頭を強打するなどという事態に陥る確率はまずない」
151:鏡夜
Kyoya
152:「よほど加速をつけて小石につまずくのなら別だが、加速をして小石につまずく状況が想像出来ないだろう?」
153:鏡夜
Kyoya
154:「それにだ。実際に起こってもいない、ただの予言を丸ごと信じきるなど……愚の骨頂だと思うが?」
155:tamaki_a
156:環
Tamaki
157:「ぬうっ! し、しかし予言は必ず当たると」
158:kyouya_a
159:鏡夜
Kyoya
160:「環。俺は魔術などという非現実的なことは信用しない主義だ」
161:絶対零度の笑みに凍りつく環先輩。
162:kyouya_a
163:tamaki_a
164:sure20
165:nekozawa_a
166:nekozawa_a
167:nekozawa_a
168:猫澤
Nekozawa
169:「……では、私と黒魔術の信憑性について賭けをして頂けませんでしょうか~」
170:今まで2人のやり取りを黙って見ていた猫澤先輩が、にんまりと笑いながら2人の間に入ってくる。
171:nekozawa_a
172:kyouya_a
173:kyouya_a
174:kyouya_a
175:鏡夜
Kyoya
176:「お断りする」
177:猫澤
Nekozawa
178:「賭けと言いましてもこちらから何かを頂くということは致しませんし」
179:猫澤
Nekozawa
180:「なんでしたら、私が負けてしまった場合はそちらが自由に景品を指定できるという条件でも構いませんので~」
181:kyouya_a
182:鏡夜
Kyoya
183:「貴方から頂きたいものなどないし、時間の無駄ですのでお断りします」
184:うわあ、歯に衣着せぬ物言いってこうゆうことを言うんだよね……。
185:nekozawa_a
186:tamaki_a
187:tamaki_a
188:tamaki_a
189:環
Tamaki
190:「……鏡夜、もしかして恐いのか?」
191:kyouya_a
192:鏡夜
Kyoya
193:「恐い? 冗談はよせ」
194:tamaki_a
195:環
Tamaki
196:「いいや、鏡夜だって恐いんだ! だから猫澤先輩の賭けに挑戦する勇気がないんだろ?」
197:鏡夜
Kyoya
198:「……だから、ふざけた物言いはよせ」
199:tamaki_a
200:環
Tamaki
201:「あー! やっぱり恐いんだ! 鏡夜の……」
202:kyouya_a
203:鏡夜
Kyoya
204:「あーわかった、俺は全くもって恐くないからその賭けとやらに挑戦してやる、それで良いだろう!!」
205:tamaki_a
206:kyouya_a
207:ev2200
208:鏡夜
Kyoya
209:「……ただし、1つ条件がある。猫澤先輩が負けた場合は何をお願いしても良いのだろう?」
"...However, I have one condition. ......"
210:鏡夜
Kyoya
211:「ならば黒魔術部部員の1週間の貸し出しが条件、これでどうだ?」
"How about this for a condition, for one week the Host Club staff have to be in the Black Magic Club, how's that?
212:猫澤
Nekozawa
213:「異論はありません」
"I have no objection."
214:鏡夜
Kyoya
215:「ふ……俺との勝負、精々後悔しないように」
216:うわあ、どこの悪代官のセリフですか、それ。
217:こうして猫澤先輩VS鏡夜先輩の戦いの火ぶたは切って落とされたのであった……。
218:sure2
219:bg33_a
220:nekozawa_a
221:nekozawa_a
222:nekozawa_a
223:猫澤
Nekozawa
224:「では、まず手始めに鳳くんの身長と血液型を当ててみましょう」
225:nekozawa_a
226:tamaki_a
227:tamaki_a
228:tamaki_a
229:環
Tamaki
230:「おお、鏡夜のシークレット情報だな!」
231:tamaki_a
232:kyouya_a
233:kyouya_a
234:kyouya_a
235:鏡夜
Kyoya
236:「いつから俺の基本情報がシークレット情報になったんだ。まあ、手始めというからには確実に当てられますよね?」
237:猫澤
Nekozawa
238:「もちろんです~」
239:nekozawa_a
240:そう言うと、手にベルゼネフをはめそのまま数秒間その状態で静止する。
241:占うっていうから、水晶なんかが必要なイメージがあったんだけど……猫澤先輩なりの占いがあるんだろうな、多分。
242:猫澤
Nekozawa
243:「……わかりました。鳳くんの身長は181cm、血液型はAB型ですね」
244:kyouya_a
245:tamaki_a
246:tamaki_a
247:tamaki_a
248:nekozawa_a
249:環
Tamaki
250:「ブラボーブラボー! その通り! 鏡夜の身長と血液型をピタリと当ててしまわれたではないか!」
251:環
Tamaki
252:「これはやはり素晴らしき才能と認めるべきではないか?」
253:異常に興奮した環先輩と、対照的に冷静な鏡夜
254:先輩の図はまるで太陽と月といった感じだ。
255:tamaki_a
256:kyouya_a
257:kyouya_a
258:kyouya_a
259:鏡夜
Kyoya
260:「それこそ調べればわかることだろう。身長に血液型など保健室で管理してある生徒一覧表を見れば一発だ」
261:鏡夜
Kyoya
262:「ハルヒ、お前だってそう思うだろう?」
263:select
264:select
265:sure3
266:sure4
267:sure5
268:sure6
269:ハルヒ
Haruhi
270:「うーん、調べればわかるような内容ですし、ちょっと判断材料には弱いかなと思います」
271:鏡夜先輩の基本情報だからね……AB型ってところは自分も知っていたし。
272:kyouya_a
273:鏡夜
Kyoya
274:「だろう? 庶民のハルヒだってそれだけでは足りないと言っている。俺を唸らせるにはもっと驚くようなことを当ててもらわないとな」
275:いや、庶民はあまり関係ないと思いますけど。
276:sure7
277:ハルヒ
Haruhi
278:「そうですね。基本情報なので調べればすぐわかることだと思います」
279:鏡夜先輩の趣味とか、もうちょっと深い内容ならば信用してしまうかもしれないけど……。
280:kyouya_a
281:鏡夜
Kyoya
282:「だろう? 庶民のハルヒでもそれは当たり前だと言っている。これだけでは判断材料には足りなさ過ぎるということだよ」
283:いや、庶民はあまり関係ないと思いますけど。
284:sure7
285:ハルヒ
Haruhi
286:「うーん、自分は猫澤先輩がわざわざ鏡夜先輩の情報を事前に調べているとは思えないんですけど……」
287:まさかこんな状況を想定していたとは思えないし。
288:kyouya_a
289:鏡夜
Kyoya
290:「ふう。庶民のハルヒには少し難しい質問だったかもしれないな。今の問いは聞かなかったことにしてくれ」
291:いや、庶民はあまり関係ないと思いますけど。
292:sure7
293:ハルヒ
Haruhi
294:「自分はそう思いません。結構レアじゃないですか、鏡夜先輩の基本情報って」
295:自分は血液型は偶然知った感じだけど、身長は知らなかったし……それに猫澤先輩がわざわざ鏡夜先輩のことを調べるかなぁ。
296:kyouya_a
297:鏡夜
Kyoya
298:「ふう。やはり庶民のハルヒには難解な問いだったか。すまん、今のことは綺麗に忘れてくれ」
299:いや、庶民はあまり関係ないと思いますけど。
300:sure7
301:switch
302:kyouya_a
303:猫澤
Nekozawa
304:「次に鳳くんが当てて欲しい内容を当ててみせましょう~」
305:猫澤
Nekozawa
306:「なにを当ててもらいたいか私に教えて下さい」
307:kyouya_a
308:鏡夜
Kyoya
309:「そうだな……」
310:腕を組んで思案しているポーズを取りながら、目はじーっと自分にそそがれている。
311:なんだかもの凄く嫌な予感が……。
312:kyouya_a
313:鏡夜
Kyoya
314:「ハルヒ、お前が当てて欲しい内容を決めろ」
315:ハルヒ
Haruhi
316:「え!? 自分ですか!?」
317:鏡夜
Kyoya
318:「ああ。俺は良い案が思い浮かばないのでな、お前が好きに決めるといい」
319:ハルヒ
Haruhi
320:(最初から自分に振るみたいな感じだったんですけど……)
321:ハルヒ
Haruhi
322:「……わかりました。じゃあ――」
323:昨日食べた夕食
324:昨日最後に見たニュース
325:昨日最後に予習した教科
326:switch
327:select
328:switch
329:sure8
330:switch
331:sure9
332:switch
333:sure10
334:鏡夜
Kyoya
335:「この内容で構わないですか?」
336:猫澤
Nekozawa
337:「私はまったく問題ありません~」
338:kyouya_a
339:nekozawa_a
340:nekozawa_a
341:そして、冒頭とまったく同じ体勢で占いを始める猫澤先輩。
342:猫澤
Nekozawa
343:「……わかりました。藤岡くんの昨日の夕食は中華料理のコースですね」
344:nekozawa_a
345:ハルヒ
Haruhi
346:「!!? え、よくわかりましたね」
347:昨日はお父さんがお店の人の奢りよーとか言って、自分を中華料理店に連れて行ってくれたんだ。
348:料理のレパートリーも増えるし、1食分浮くなぁとほくほくしたんだよね。
349:nekozawa_a
350:tamaki_a
351:tamaki_a
352:tamaki_a
353:環
Tamaki
354:「どうだ、これならばお前とて認めるのではないか? 猫澤先輩はハルヒの食卓事情を当てたのだぞ!?」
355:tamaki_a
356:環
Tamaki
357:「ぬうっ。猫澤先輩を敵にまわすことの恐ろしさがわかったであろう!」
358:tamaki_a
359:kyouya_a
360:kyouya_a
361:kyouya_a
362:鏡夜
Kyoya
363:「……そんなもの勘であてられることだ。和食・洋食・中華のうちの1つなのだからな。3分の1の確率だ」
364:鏡夜
Kyoya
365:「それだけの確率で魔術が存在すると認めるのは早計というものだろう」
366:ハルヒ
Haruhi
367:(珍しく鏡夜先輩が動揺してますね)
368:nekozawa_a
369:猫澤
Nekozawa
370:(私からすると普段となにも変わらないように見えるのですが……)
371:ハルヒ
Haruhi
372:(よく見ているとわかりますよ? 鏡夜先輩、口にする前に一瞬躊躇してます)
373:kyouya_a
374:tamaki_a
375:tamaki_a
376:tamaki_a
377:環
Tamaki
378:(うむ。はなから1つも当たらないだろうと思っていたのだろうな。それが2つも当たるという事態になって鏡夜にも焦りがあるのだろう)
379:環
Tamaki
380:(猫澤先輩、鏡夜が陥落するのも時間の問題。ここはどんどん攻めていきましょう!)
381:猫澤
Nekozawa
382:(ええ、お任せあれ~)
383:nekozawa_a
384:sure11
385:鏡夜
Kyoya
386:「この内容で構わないですか?」
387:猫澤
Nekozawa
388:「私はまったく問題ありません~」
389:kyouya_a
390:nekozawa_a
391:nekozawa_a
392:そして、冒頭とまったく同じ体勢で占いを始める猫澤先輩。
393:猫澤
Nekozawa
394:「……わかりました。藤岡くんの昨日の最後に見たニュースは食の安全の問題ですね」
395:nekozawa_a
396:ハルヒ
Haruhi
397:「!!? え、よくわかりましたね」
398:昨日は最近話題になっている食品に混入した毒物関連のニュースで新事実が発覚したとテレビで取り上げられており。
399:食の安全対策として、これからの取り組みについて直撃取材を試みたなんて内容だった。
400:nekozawa_a
401:tamaki_a
402:tamaki_a
403:tamaki_a
404:環
Tamaki
405:「どうだ、これならばお前とて認めるのではないか? 猫澤先輩はハルヒのテレビ事情を見事当ててしまったのだぞ!?」
406:tamaki_a
407:環
Tamaki
408:「ぬうっ。猫澤先輩を敵にまわすことの恐ろしさがわかったであろう!」
409:tamaki_a
410:kyouya_a
411:kyouya_a
412:kyouya_a
413:鏡夜
Kyoya
414:「……そんなもの勘であてられることだ。昨日ハルヒが見た番組は視聴率が夜にも関わらず高視聴率だったと記憶している」
415:鏡夜
Kyoya
416:「当たる確率が高いだけに、それだけで魔術が存在すると認めるのは早計というものではないか?」
417:ハルヒ
Haruhi
418:(珍しく鏡夜先輩が動揺してますね)
419:nekozawa_a
420:猫澤
Nekozawa
421:(私からすると普段となにも変わらないように見えるのですが……)
422:ハルヒ
Haruhi
423:(よく見ているとわかりますよ? 鏡夜先輩、口にする前に一瞬躊躇してます)
424:kyouya_a
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428:環
Tamaki
429:(うむ。はなから1つも当たらないだろうと思っていたのだろうな。それが2つも当たるという事態になって鏡夜にも焦りがあるのだろう)
430:環
Tamaki
431:(猫澤先輩、鏡夜が陥落するのも時間の問題。ここはどんどん攻めていきましょう!)
432:猫澤
Nekozawa
433:(ええ、お任せあれ~)
434:nekozawa_a
435:sure11
436:鏡夜
Kyoya
437:「この内容で構わないですか?」
438:猫澤
Nekozawa
439:「私はまったく問題ありません~」
440:kyouya_a
441:nekozawa_a
442:nekozawa_a
443:そして、冒頭とまったく同じ体勢で占いを始める猫澤先輩。
444:猫澤
Nekozawa
445:「……わかりました。藤岡くんの昨日の最後に予習をした科目は物理ですね」
446:nekozawa_a
447:ハルヒ
Haruhi
448:「!!? え、よくわかりましたね」
449:今日は物理の小テストがあるから他の教科を先に予習してしまって、最後に時間の許すだけ物理を勉強していたんだけど……。
450:nekozawa_a
451:tamaki_a
452:tamaki_a
453:tamaki_a
454:環
Tamaki
455:「どうだ、これならばお前とて認めるのではないか? 猫澤先輩はハルヒの勉学事情を見事当ててしまったのだぞ!?」
456:tamaki_a
457:環
Tamaki
458:「ぬうっ。猫澤先輩を敵にまわすことの恐ろしさがわかったであろう!」
459:tamaki_a
460:kyouya_a
461:kyouya_a
462:kyouya_a
463:鏡夜
Kyoya
464:「……そんなもの勘であてられることだ。ハルヒのクラスで物理の小テストがあるということを事前に知っていれば問題はない」
465:鏡夜
Kyoya
466:「当たる確率が高いだけに、それだけで魔術が存在すると認めるのは早計というものではないか?」
467:ハルヒ
Haruhi
468:(珍しく鏡夜先輩が動揺してますね)
469:nekozawa_a
470:猫澤
Nekozawa
471:(私からすると普段となにも変わらないように見えるのですが……)
472:ハルヒ
Haruhi
473:(よく見ているとわかりますよ? 鏡夜先輩、口にする前に一瞬躊躇してます)
474:kyouya_a
475:tamaki_a
476:tamaki_a
477:tamaki_a
478:環
Tamaki
479:(うむ。はなから1つも当たらないだろうと思っていたのだろうな。それが2つも当たるという事態になって鏡夜にも焦りがあるのだろう)
480:環
Tamaki
481:(猫澤先輩、鏡夜が陥落するのも時間の問題。ここはどんどん攻めていきましょう!)
482:猫澤
Nekozawa
483:(ええ、お任せあれ~)
484:nekozawa_a
485:sure11
486:tamaki_a
487:kyouya_a
488:kyouya_a
489:kyouya_a
490:nekozawa_a
491:猫澤
Nekozawa
492:「では、次は何を当ててみればよろしいでしょうか~」
493:鏡夜
Kyoya
494:「……そうだな。あまり伸ばし伸ばしにするのも時間が勿体無いからな。次で最後にしよう」
495:鏡夜
Kyoya
496:「これで見事正解を言い当てた際には負けを認め、黒魔術を信じましょう」
497:nekozawa_a
498:kyouya_a
499:kyouya_a
500:あ……これは鏡夜先輩の本気モードが発動したみたいだ。
501:笑みが通常より黒い。
502:kyouya_a
503:鏡夜
Kyoya
504:「……ああ、俺だ。至急映写機の準備を」
505:kyouya_a
506:使用人
507:「お待たせ致しました。只今より準備に取り掛からせて頂きます」
508:kyouya_a
509:kyouya_a
510:kyouya_a
511:鏡夜
Kyoya
512:「ああ、頼む」
513:携帯で連絡を取ってから数秒後、映写機を抱えた鏡夜先輩の家の人が瞬く間にセットを作り上げ。
514:最後に暗幕を引き……数分後には立派な舞台が出来上がっていた。
515:なんていうか、常識を期待しちゃいけないんですよね……この部活のメンバーには。
516:kyouya_a
517:tamaki_a
518:tamaki_a
519:tamaki_a
520:環
Tamaki
521:「おお、なんだか本格的だな!」
522:鏡夜
Kyoya
523:「実際本格的なんだよ。やるからには徹底した方がいいだろう?」
524:環
Tamaki
525:「うむ、その心意気は素晴らしいことだと思うぞ、俺は」
526:tamaki_a
527:nekozawa_a
528:nekozawa_a
529:nekozawa_a
530:猫澤
Nekozawa
531:「映写機を用意して頂いたということは、映画の内容を当てて欲しいということでよろしいでしょうか……」
532:鏡夜
Kyoya
533:「ご名答。これから俺の好きな映画監督の作品を映写機で再生する。そのクライマックスを当ててもらいたい、というものだ」
534:鏡夜
Kyoya
535:「いかがですか?」
536:猫澤
Nekozawa
537:「ええ、ぜひお受けしたく存じます」
538:鏡夜
Kyoya
539:「では――上演します」
540:kyouya_a
541:nekozawa_a
542:主人公は3人兄弟の末っ子――。
543:家は日本有数の大企業、上の兄2人はとても頭が良く、運動神経も抜群。
544:2番目の兄が1番目をフォローしながらも、対等な関係を築いているのに対し、末っ子の自分は頭も中の下で運動神経もよくない――。
545:親からは『こいつは当てにならない』と早々に見切りをつけられ、ただ自堕落に大学生活を送っていた――。
546:ただそんな彼にも、1人だけ支えてくれる女性がいた。幼馴染で機転も利く、才女と名高い彼女――。
547:あまりに不釣合いではあるが、不思議と気が合う2人は密かにお互いを思い合うのに時間はさほどかからなかった――。
548:しかし、彼女には婚約者が存在した。それも皮肉なことに主人公の兄である秀才と誉れ高い長兄――。
549:どちらと一緒になれば幸せになれるか、それは一目りょう然。
550:主人公は身を引こうと彼女に別れを告げる。しかし――。
551:kyouya_a
552:kyouya_a
553:kyouya_a
554:鏡夜
Kyoya
555:「……ここまでだ。これから先は猫澤先輩に当ててもらう」
556:kyouya_a
557:tamaki_a
558:tamaki_a
559:tamaki_a
560:環
Tamaki
561:「な、なんと悲しくも美しい話なのだ!! 主人公は彼女とどうなるのだ!? 猫澤先輩、是非に続きを当てて頂きたい!!」
562:環先輩がハンカチをかみ締めて猫澤先輩に詰め寄る。
563:tamaki_a
564:nekozawa_a
565:nekozawa_a
566:nekozawa_a
567:猫澤
Nekozawa
568:「お安い御用です……」
569:猫澤
Nekozawa
570:「……引き止めようと身を乗り出した彼女を振り切り主人公は家を後にします……」
571:猫澤
Nekozawa
572:「その結果、彼女と長兄の結婚式が行われることになるのですが……式の当日、主人公宛てに1通の手紙が届きます」
573:猫澤
Nekozawa
574:「手紙の内容に胸を打たれた主人公は慌てて結婚式場に駆けていくのです……」
575:猫澤
Nekozawa
576:「式場では白いベールに包まれた美しき花嫁が壇上で誓いのキスを交わす瞬間でした……」
577:猫澤
Nekozawa
578:「涙が一筋彼女の頬を伝った瞬間、扉が大きな音をたてて開きます――。主人公は花嫁の手を引き、式場を後にしました……」
579:猫澤
Nekozawa
580:「俺と一緒にいても幸せになれないかもしれない、それでも……そう言った主人公の言葉に花嫁は笑ってこう言ったのです……」
581:nekozawa_a
582:猫澤
Nekozawa
583:「貴方と一緒にいるだけで幸せなんですよ……と。これがこの物語の結末です……」
584:nekozawa_a
585:tamaki_a
586:tamaki_a
587:tamaki_a
588:環
Tamaki
589:「ぶ、ブラボー! な、なんと感涙にむせぶお話なのだー! 猫澤先輩! 素晴らしき話をありがとうございます!」
590:tamaki_a
591:チーンと、涙でぐしょぐしょなハンカチで鼻を
592:かむ環先輩と、やりきった感のある猫澤先輩。
593:確かに自分も感動したなぁ……あまり映画は見ないけれど、この映画は最後まで見たいって思わせるものがあったよ。
594:sure12
595:switch
596:kyouya_a
597:kyouya_a
598:kyouya_a
599:鏡夜
Kyoya
600:「……確かに素晴らしいシナリオだった。しかし残念なことにこの作品は未完だ」
601:kyouya_a
602:nekozawa_a
603:nekozawa_a
604:nekozawa_a
605:猫澤
Nekozawa
606:「未完だったのですか……」
607:鏡夜
Kyoya
608:「ああ。未完であることを当てたのならば正解にするつもりだったのだが、先を予想することに意識を向けすぎたのが敗因ですね」
609:鏡夜
Kyoya
610:「少し意地悪な問題だったかもしれませんが」
611:nekozawa_a
612:猫澤
Nekozawa
613:「いえ、負けは負けですので、そちらの要望に従いたいと思います……」
614:鏡夜
Kyoya
615:「……1つ参考意見として聞こう。ある意味騙したような問題だったが、こんな俺をヒドイ奴だと思うか?」
616:nekozawa_a
617:kyouya_a
618:ハルヒ
Haruhi
619:「え、自分ですか?」
620:鏡夜
Kyoya
621:「他に誰がいる」
622:ハルヒ
Haruhi
623:「自分は……」
624:select
625:select
626:sure13
627:sure14
628:sure15
629:sure16
630:ハルヒ
Haruhi
631:「ちょっとヒドイかなと思いました」
632:kyouya_a
633:鏡夜
Kyoya
634:「……そうか。ま、俺に挑んだのがそもそもの敗因とも言えるし、なるべくしてなった結果だよ」
635:sure17
636:ハルヒ
Haruhi
637:「ヒドイと思います。あまりフェアな勝負じゃないじゃないですか」
638:kyouya_a
639:鏡夜
Kyoya
640:「……そうか。お前がそこまで猫澤先輩の肩を持つのならば、一緒にあることを手伝ってもらうとしよう」
641:ハルヒ
Haruhi
642:「え……」
643:kyouya_a
644:kyouya_a
645:kyouya_a
646:kyouya_a
647:鏡夜
Kyoya
648:「猫澤先輩他、魔術部員は舞台の設置を。ハルヒは小道具を至急用意すること」
649:kyouya_a
650:鏡夜
Kyoya
651:「ああ、ハルヒたっての願いだからな。他のホスト部メンバーは一切手伝わないように」
652:kyouya_a
653:……あの事件の数日後。
654:ホスト部では『予言の館』を開催することになり、賭けに負けた黒魔術部員は1週間黒子としてただ働きを強いられ――。
655:そして自分は願い出たわけでもないのに、黒魔術部員に紛れ込んで1人で雑用を任されている。
656:ハルヒ
Haruhi
657:(……絶対権力の鏡夜先輩の逆りんに触れちゃったのが間違いだったかも)
658:kyouya_a
659:kyouya_a
660:kyouya_a
661:鏡夜
Kyoya
662:「ハルヒ!」
"Haruhi!"
663:ハルヒ
Haruhi
664:「あーわかりました。今すぐ行きますよ……」
665:今度から発言には気をつけよう。1つ教訓を学んだ出来事でした。
666:bg52
667:……あの時、違った返事をしていれば、別の結末もあったのかな?
668:kyouya_a
669:もし、あの時に戻れたら、今度は別の答え方を……
670: 
671:bg33_a
672:sure12
673:ハルヒ
Haruhi
674:「あまり思いませんよ。ずるをしたわけじゃないんですから」
675:kyouya_a
676:鏡夜
Kyoya
677:「当たり前だ。ずるなどという姑息なことをするわけがないだろう。これはなるべくしてなった結果というわけだ」
678:sure17
679:ハルヒ
Haruhi
680:「思いませんよ。映画の内容を当てる、という問題自体に悪いところはありませんでしたから」
681:kyouya_a
682:鏡夜
Kyoya
683:「……ほう。そこまで考えているとは思わなかったな」
684:kyouya_a
685:鏡夜
Kyoya
686:「実際予言が出来るのならば、その先に何もないという未来があることも念頭に置かねばならないからな……」
687:鏡夜
Kyoya
688:「ま、これも当然の帰結というわけさ」
689:sure17
690:ハルヒ
Haruhi
691:「……静かになりましたね」
692:kyouya_a
693:猫澤先輩に引きずられる形で環先輩が部室を後にし、残されたのは自分と鏡夜先輩の2人だけになった。
694:鏡夜
Kyoya
695:「環がいるだけで騒々しさが増すからな。……お前はあの結末をどう思った?」
696:ハルヒ
Haruhi
697:「猫澤先輩が語った結末ですか?」
698:鏡夜
Kyoya
699:「ああ」
700:ハルヒ
Haruhi
701:「自分は良かったと思いますよ。ちょっとご都合主義なところもありましたけれど、とても感動の出来る話だったと思います」
702:鏡夜
Kyoya
703:「そうか……。確かにあの結末は俺の求めていたものに近い結末だったかもな」
704:鏡夜
Kyoya
705:「しかし、語り口調が全てを台無しにしていた点も含めると、合格点にはほど遠いと言わざるを得まい」
706:ハルヒ
Haruhi
707:「厳しい採点ですね」
708:鏡夜
Kyoya
709:「この作品だからこそ、厳しくもなるのさ。この映画監督の作品はどこか心を惹かれる部分があってな……荒削りだが光るものがある」
710:鏡夜
Kyoya
711:「だからこそ、この未完の作品にどう色をつけるか楽しみにしていたのだが……」
712:kyouya_a
713:鏡夜
Kyoya
714:「ま、言ってもしようのない話だ。さて、俺たちもそろそろ帰るとするか」
715:鏡夜
Kyoya
716:「明日の為に色々とやることがあるからな」
717:kyouya_a
718:sure18
719:kyouya_a
720:kyouya_a
721:kyouya_a
722:鏡夜
Kyoya
723:「猫澤先輩は舞台の設置を、他魔術部員は小道具の用意を頼む」
724:kyouya_a
725:……あの事件の翌日。
726:ホスト部では『予言の館』を開催することになり、賭けに負けた黒魔術部員は1週間黒子としてただ働きを強いられ――。
727:今も自分の横を抱えきれない小道具を持った黒魔術部員が通って行った。
728:ev2300
729:ハルヒ
Haruhi
730:「……あの、聞いてもいいですか?」
"...About that, can I ask you something?"
731:鏡夜
Kyoya
732:「なんだ?」
"What?"
733:ハルヒ
Haruhi
734:「これももしかして計算尽くだったりするんですか……?」
"Were you calculating everything all this time...?"
735:鏡夜
Kyoya
736:「もちろんある程度のメリットは計算していた。が、最終的には環のあおりを受けた部分が大きい」
"To a large extent yes. I had recognised that Tamaki was going to fall victim due to his usual behaviour."
737:鏡夜
Kyoya
738:「魔術の信憑性についての勝負など、そこまでメリットにもならないからな。時間の無駄だったというわけだ」
"With regards to the legitimacy of the game itself, well I don't believe in Black Magic. That's not to say it was a waste of time however, the whole experience has given me some good information."
739:ハルヒ
Haruhi
740:「はあ……そうですか」
"Is....that right..."
741:黒魔術部員全員を1週間こき使って、ホスト部の新企画『予言の館』まで実施するのに時間の無駄だとおっしゃるのか……。
Well I can't say I agree with him seeing how overworked the Host Club were working for the Black Magic Club for a whole week. All because of this silly "Mansion of Prophecy" non-sense.
742:ハルヒ
Haruhi
743:「だけど……鏡夜先輩も楽しそうでしたよね?後半は結構意地になって――」
"But... What that not also fun to you Kyoya-Senpai? You seem to find humour in odd stuff..."
744:kyouya_a
745:鏡夜
Kyoya
746:「そのようなことは断じてない」
"You are absolutely correct."
747:強い口調で否定をする鏡夜先輩の目元が微妙に赤く染まっているからか、そんな口調もどこか厳しさとは違ったものに聞こえる。
748:ハルヒ
Haruhi
749:「そうですか。……自分は楽しかったですよ?」
"So I was right... You did have fun?"
750:kyouya_a
751:鏡夜
Kyoya
752:「……さっさと行くぞ。他の部員に手伝ってもらうことなど山のようにあるんだからな」
"....I must be heading off. Such is the life of the rock that must keep the Club together."
753:kyouya_a
754:ふいと逸らされた視線がいつもより柔らか味を帯びていた気がして。
My line of sight is diverted and I feel an unexpected soft twinge.
755:なんだか鏡夜先輩のことが可愛らしいと思ってしまった。
I realise that Kyoya-Senpai can sometimes be very kind.
756:ed_new鏡夜